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We agreed with President Trump to discuss at a personal meeting what steps can make peace fair and truly lasting.
(私たちはトランプ大統領と、どのようなステップが平和を公正で永続的なものにするか、実際に会った時に、話し合うことで合意した。)https://x.com/ZelenskyyUa/status/1814424885164421439
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話し合うことで合意したのは、「discuss」という動詞の目的語になっている箇所だが、それは「what steps」だ。対面の会合「a personal meeting」は、「discuss」の目的語を構成していない。ゼレンスキー大統領がポストしたのは、あくまでも、「what steps(どんな手段がいいか)」を、今度会った時に話そう、という意味の文章だ。ところが時事通信は、「会合を持つことに合意した」というふうに意味を変えて報道してしまっている。もちろん何かの折に会うことでもあれば話をするかもしれないので、そういう機会がすぐにあるなら、あるかもしれない。私自身は、両名の予定繰りを、知らない。だが職場の廊下で必ず会う、何かの組織の定例会合で必ず会う、という関係には、まだなっていない。基本は、あくまでも「会ったときに」の話だ。そもそも電話で両名が会話をしたのは、ゼレンスキー大統領が、トランプ氏に対して、暗殺未遂事件後をお見舞いし、正式に大統領候補になったことに祝意を表したからだ。それだけに過ぎない。