JFIR research studies
JFIR seminar / symposium
欧州は今:重層的多極化する欧州とアジア
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e-論壇百花斉放
JFIR主催 / GFJ連携 / CEAC連携 / WSD後援
(連載2)シリア情勢と『アラビアのロレンス』と「サイクス・ピコ協定」
オスマン帝国は、多民族共存の帝国であったと言われる。もっとも帝国とは、ある民族が他民族を支配して作っていくものなので、たいていは多民族共存の統治体制の仕組みも持つ。オスマン帝国の場合、それは「トルコ人」の帝国であったが、アラブ人をはじめとする中東の諸民族の多民族共存を標榜した統治体制のことでもあった。2024年、北と南の旧オスマン帝国統治地域から入ってダマスカスのアサド政権を倒した勢力の主力であ
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授インバンド政策に思う
元総理・菅氏のアイディアで観光立国日本を導入。3000万人/年を目標にして観光庁まで設置。日本文化の崩壊の先見がなく、「政治とカネ」権力重視でスタートした。新型コロナ時代を通過した現在、日本文化は最前主義思想は通用しない危険な社会構造へと変遷しつつある。 オーパーツリズム、物価高、外国人窃盗団入国、数えきれないほど、善良な日本人社会に恐怖を輸入した政治的愚策文化に国民は大迷惑。日本は皇紀
冨田 巖
団体役員中国・社会科学院日本研究所主催の日中シンクタンク会合に参加して
私は2024年12月14~15日、中国・社会科学院日本研究所が主催した日中シンクタンク会合(於中国・北京、「戦後日本の現代化プロセスと中日協力の展望」)に、日本国際フォーラムからお声がけいただき、渡辺まゆ理事長、菊池誉名常務理事、研究者の皆さんと共に参加した。日本研究所主催の日中シンポジウムは、新型コロナ禍があけてからでは2023年12月に次ぐ2回目である。「戦略的互恵関係」という表現も、政府ハ
井出 敬二
日本国際フォーラム上席研究員/立教大学法学部兼任講師中国・国際友好連絡会主催の日中シンクタンク会合に参加して
私は2024年12月12日、中国の国際友好連絡会(略称「友連会」)が主催した日中シンクタンク会合(於中国・大連、「大国競争と地域衝突を越える-中日関係の現状と未来」)に、日本国際フォーラムからお声がけいただき、渡辺まゆ理事長、菊池誉名常務理事、研究者の皆さんと共に参加した。日本国際フォーラムは、長年にわたり、中国の複数のシンクタンクと交流している。新型コロナ禍も下火になり、石破新政権の登場、そし
井出 敬二
日本国際フォーラム上席研究員/立教大学法学部兼任講師石破とトランプはプロテスタントのつながり
かつて、アメリカはWASPの国だと言われた。WASPとはWhite(白人)、Anglo-Saxon(アングロ・サクソン)、Protestant(プロテスタント)の頭文字である。建国以来、アメリカを支配してきた集団である。第二次世界大戦後は、人種的にも宗教的にも多様性が増し、もはやWASPという表現が使われることはなくなった。黒人のオバマ大統領が誕生し、ケネディ大統領もバイデン大統領もカトリック教
舛添 要一
国際政治学者世界動乱時代の安保戦略2年
日本の安全保障政策を「大転換」した政府の「国家安全保障戦略」など安保関連3文書の策定(2022年12月16日)からはや2年、世界はかつてない動乱の時代に入った。中国の台湾包囲演習の多発、北朝鮮による核・ミサイル開発の急進展およびロシアとの事実上の軍事同盟条約の締結、さらにウクライナ戦争への派兵、シリアのアサド独裁政権の崩壊、韓国では尹錫悦大統領の弾劾決議案が可決、米国はトランプ2.0政権発足へと
鍋嶋 敬三
評論家最近の活動報告
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日本国際フォーラム ( JFIR ) とは
日本国際フォーラムは、市民社会の側から、つまり民間・非営利・独立・超党派の立場から、会員および市民の参加を得て、外交・国際問題について研究・討論・交流・提言等の活動を促し、もって内外の世論の啓発に努めることを目的としますが、それ自体が組織として特定の政策上の立場を支持し、もしくは排斥することはありません。
特定の提言の内容について責任を有するのは、あくまでもその提言に署名した者に限られます。日本国際フォーラムは、1987年3月に財団法人として設立されましたが、2011年4月以降は、内閣総理大臣からその活動の公益性を認められて、公益財団法人に移行しました。