税収減が大問題になっている厳しい経済情勢下で、鳩山首相は、政治資金を隠れ蓑にして、相続税または贈与税を長期かつ多額にわたり脱税してきており、その悪質さは黙過できない。

　本人には全く自責の気持ちが無く、「秘書の独断」または「母親の独断」と責任逃れの発言を繰り返しているが、これは人間性の問題からも許せない。

　検察は、起訴を前提に真相を解明、追及すべきである。国民の納税意識向上のためにも、不起訴処分に対しては、検察審査会に異議を唱え、首相起訴を実現しなければならない。

　田中角栄元首相は、３億円の収賄で起訴、逮捕された。検察は「法と正義」を尊重すべきであり、メディアはもっと世論を喚起すべきであると思う。