練りに練ったとみられる首相・菅直人のネガティブ・キャンペーンが図星を突いたのと、小沢一郎にトリッキーな発言が目立ち、両者の記者会見は6対4で首相・菅直人の勝ちとみた。しかし、記者団は突っ込み不足が目立った。今日9月2日午後の日本記者クラブの会見では「政治とカネ」でより突っ込んだ会見となろう。「菅 Vs 小沢」激突の構図に加えて「メデイア Vs 小沢」激突の構図が鮮明になろう。告示早々の票分析では、管が議員票での劣勢を党員・サポーター票と地方議員票で補い、双方全くの互角・伯仲の形勢である。菅陣営によれば「“菅”軍が“小沢隆盛”を駆逐する」のだそうだ。菅自身が1日夜の会合で「明治維新に西郷隆盛の力は必要だったが、西郷さんはあのような末路。西南戦争があって本格的な明治政府ができた」と息巻いた。