まず、Pacific Forum CSIS のブラッド・グロッサーマン氏から「アメリカ側には日本とのより対等な同盟を受け入れる準備がある。日本は世界の中での自らの立場を明確に規定する必要がある。中国と北朝鮮の脅威は急激に増大しているが、中国の平和的台頭が長期的な不確定要因となっているのは、どのような意図で軍拡に走っているのかが不明確だからである」との発言があり、これに対し、 一橋大学準教授の秋山信将氏より「中国の指導者達は、核兵器の『先行不使用』を宣言しながら、日本と台湾をミサイルの標的としている。冷戦期のソ連と違い、中国にMADは適用しにくい。問題は、中国が急激な経済成長と歩調を合わせるように軍備を増強していることである。北朝鮮については、今回のヨンピョン島の一件のような小規模攻撃には、核抑止が効かない。韓国、アメリカ、日本のいずれもが戦闘のエスカレートを望んでいないからである」との発言がなされた。