軍隊の強さはその隊列を見れば分かると言うが、今回のパレードは歩兵、車両、航空機等のいずれを見ても一糸乱れぬ統制が取れており、人民解放軍の戦力が近年飛躍的に向上しているとの見方を裏付けるものとなった。登場した兵器の中には対艦弾道ミサイルDF-21D(通称、空母キラー)、中距離弾道ミサイルDF-26(通称、グアムキラー)、大陸間弾頭ミサイルDF-58及びDF-31AなどA2AD(Anti-Access, Area Denial)政策を実行する戦力を誇示するものであった。又、オバマ大統領のアラスカ訪問に合わせてアリューシャン列島で中国の軍艦船5隻が米国領海に侵入したことも勘案し、今回のパレードは日米を強く牽制するものであった。