「トランプは長年ビジネスに携わってきたことから、経済的に合理的な判断をするであろう」との見方もあるが、同氏が行ってきた不動産業はビジネスの世界でも投機性の高いものであり、且つ同氏は常に「一人勝ち」を目指し、それをもって良しとしてきた。現在、一流企業の間では常に\\\\\\\"win-win\\\\\\\"の関係を目指し、且つCSR(Corporate Social Responsibility)が厳しく求められており、トランプ流のビジネス手法は、現代の基準からすれば異質なものと言わざるを得ない。同氏は早くもTOYOTAのメキシコへの投資を公然と批判しているが、一国の元首になろうとする人物が他国の民間企業の別の国への投資に対し圧力をかけるということは、自由主義経済の原則とは相容れないものである。