自動車各社の技術開発力を示す東京モーターショーが10月24日開幕した。人工知能(AI)を取り入れた自動運転技術や電気自動車(EV)の商品化が目玉になった。次世代技術の実用化時代に入り、日本メーカー各社は米国、欧州、中国との激しい競争にさらされている。裾野の広い自動車産業の盛衰は国の競争力に直結する。スイスに本拠を置く世界経済フォーラム(WEF)が10月上旬、2019年版世界競争力報告書(The Global Competitiveness Report 2019)を公表した。世界141ヶ国・地域の競争力を社会基盤(インフラ)整備、マクロ経済の安定性、労働市場、金融システム、企業の活力、技術革新力など12項目について評価、平均値を求めて順位を決めた。