安倍首相は本日8月21日、インドネシアからデリー入りする。インドは独立以来西欧型の議会制民主主義を採用してきたので、言論・報道の自由は重視されており、中国は勿論他のアジア諸国に比べても、メディアに表現される言論の質は高い。特に知識層を対象とした週刊誌に勝れたものが多いといえる。その一つ「OUTLOOK」(代表的な独立系週刊誌)8月27日号(発売は8月中旬)では安倍訪印を前にして特集を組み、安倍首相や榎駐インド大使へのインタビュー記事などを掲載しているが、ここではシーマ・シロイの”The Sake is warming”に見られる評論の中で、経済関係や過去の日印関係など日本のメディアが既に扱っているようなこと、扱いそうなことは省き、あまり扱いたがらない軍事がらみの視点のみを紹介することとしよう。要点以下の通り。