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2024-07-08 12:30
共産アレルギーは弊害
渡辺 太郎
パート
立民支持ですが、共産党は全体主義でも何でもありません。そう決めつけるように、警察と歩調を合わせるような体裁で、国民民主、連合さんは今回も蓮舫さん支持をしませんでした。いつまでそんな近視眼的で要領を得ない、妄想に近いこだわりを持ち続けるのでしょうか。これでは野党共闘を基礎とする二大政党制など夢に終わります。その責任は重い。
共産党はスウェーデンを日本の将来像としてイメージしている政党で、社会主義路線は遠い未来の理想を述べているに過ぎません。国民の多数が望まない限り、理想を押し付けることはしないということは明らかです。またスウェーデン第二位の保守系新聞が日本共産党を高く評価する記事を掲載してますが、言うまでもなく、スウェーデンはノーベル賞をくださる国です。その国の保守系新聞が共産党のことを理解できている中で、日本のこのようなあり様を見れば、「なぜ日本の連合さんなどは理解できないのだろうか。全くの謎である」と、このようにスウェーデン紙に言われ兼ねません。理解に苦しむと。
「日本は社会民主主義の考え方が浸透していないからなのかも知れません。つまり政治精神風土的に、欧米よりもまだまだ未熟だからなのでしょう、」などとも言われてしまいそうですね。
おそらく多くの日本人は、国連グテーレス事務総長や、NATOストルテンベルグ事務総長などが社会主義インターナショナルの加盟政党出身者であるということ、またグテーレスさんなどは社会主義インターナショナルの元議長であったこと、などという事実などは、全く理解することができないのだと思います。その意味で、私も含め、日本人は経験値的に未熟であるとしか言いようがないのです。
以上のこと以外に目を向ければ、おそらく日米安保条約がありますから、アメリカの目を気にし、忖度をして、共産党に対する態度をアメリカに歩調を合わせるような形にしているという側面もあるのでしょう。ただ、アメリカも民主党政権下であれば、社会主義路線にも理解を示してくれる可能性は十分にあります。つまり民主党は、自ら社会主義者ですと言われている米バーモント州のバーニーサンダース上院議員を身内にしているからです。上院議員に当選させたのも民主党です。共和党政権下ではダメですが、いくぶん近い未来には、日本も欧米のように理解を深めることができる時が来るのかも知れません。まだまだ先でしょうが。英国も労働党政権になりましたから、労働党の第三の道を模範にした元民主党を中心とする勢力も考え直す時期にあるようですね。
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投稿履歴
(連載1)日本共産党は「全体主義政党」と言えるか
加藤 成一 2021-07-30 21:26
(連載2)日本共産党は「全体主義政党」と言えるか
加藤 成一 2021-07-31 21:37
共産アレルギーは弊害
渡辺 太郎 2024-07-08 12:30
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