１２月１１日付杉浦正章氏の「軽佻浮薄な民放ニュース番組」と題する投稿を興味深く拝見しました。賛同するところ多いご意見です。血圧が上がらないように気を付けていますので、家人が食卓などで民放ワイドニュース番組を見ていると、ほかのチャンネルに変えてほしいと頼むことが多いのですが、他局を探して、「つまらない」と元の番組に戻されるケースが多いのが実状です。ＮＨＫニュースも冒頭部分以外では戻されます。

　要するに、民放ワイドニュース番組は娯楽番組であるということです。内容について言えば、一番おいしい芸能ニュースが、プロダクションの圧力でおべんちゃら記事か、新聞記事棒読みになっている現状は、ご存じと思います。広告の関係から企業ニュースについても、弱腰になります。そこで役人と政治家がいま餌になっているわけです。

　出演者は自分たちは第４の権力（マスコミ）を代表するくらいに気が高ぶっていますし、政治屋は権力にすり寄ります。ＴＶ露出度が多い方が当選するという現実もあるようです。事実に反した報道は、糺されるべきことは明らかですが、言論の自由との関係もあります。保守とか左派とかの偏向性の強い議論は、難しいものがあります。あまり目に余るようなら、毒を以て毒を制す、この頃マスコミに劣らない力を持ちかけてきた電子口コミでの反論はいかがでしょう