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2008-11-29 04:23
本筋の議論を求む
玉木 洋
大学教授
11月25日付け本欄への杉浦正章先生の投稿「野党・マスコミとも本筋の議論をせよ」に、私も同感である。マスコミ報道の大半は揚げ足取りや興味本位の政局報道などが多く、本質的に重要な問題について重要な情報を公平に提供することや、重要な事案に対して適切な分析を加えてわかりやすく伝える、といった本来の役割を十分果たしているとは言いがたい。
野党民主党も、早期解散が有利と見た政局優先の態度を取っているように思われる。首相や政府の言動をいちいち批判している内容も、その批判自身が自らの主張との一貫性すら疑問があるような「批判のための批判」も少なくなく、国民の良識や理解力を相当軽く見ていると思わざるを得ないときもある。
日本の状況はまだ世界の多くの国よりは非常によい状況であるとは思うが、既に経済の状況も社会の状況もかなり深刻になりはじめている。マスコミも野党も、この先の日本をよりよくするために、あるいは深刻な状況にしないために、本質的な議論をしっかりとしていかなければならないと思う。
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投稿履歴
野党・マスコミとも本筋の議論をせよ
杉浦 正章 2008-11-25 08:11
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本筋の議論を求む
玉木 洋 2008-11-29 04:23
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