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2006-05-09 14:59
非核保有国であり、平和主義国であることを踏まえよ
竹本有美
会社員
白石隆氏の12月27日付け「JFIRコラム」記事「国連改革:安保理拡大、長期課題」を興味深く読ませていただきました。白石氏は、安保理改革を進めるにあたって、①「日本が常任理事国になれないからといって分担金引き下げを求めるというのは賢明ではない」、②「特別会計を設け、ここに分担金を付託して、国連総会決議のある場合、かりに安保理決議がなくとも、日本としてこれを支援する」との2点を提案しておられます。それはそれなりに有意義な提案だとは思いますが、私は、日本の提案が世界で重みをもつのは、日本が非核保有国であり、平和主義国であることを踏まえたときであり、日本はその立場や役割を世界に強く訴えていくべきだと思います。
さる5月1日に小泉首相はアフリカ連合(AU)本部にコナレAU委員長を訪ねて、「日本は、核兵器を持たない平和主義を重んじる国であるので、5常任理事国と異なる役割を果たすことができる」と述べたと報じられています。これに対して、コナレAU委員長は「アフリカの全ての国が日本の常任理事国入りを支持している」と言明した由です。この小泉首相とコナレAU委員長のやりとりは、日本、アフリカだけでなく全世界で報道されました。このやりとりが、『ワシントン・ポスト』紙など世界のメディアによって取り上げられた事実は、世界が平和主義国としての日本の国連での役割を期待していることを表すものであると考えます。また、日本は、アフリカ諸国に対して述べた発言に責任を持たねばならず、発言した以上はこれを実行すべきであると思います。
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非核保有国であり、平和主義国であることを踏まえよ
竹本有美 2006-05-09 14:59
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通用しない口先だけの非核保有国と平和主義
村岡 達夫 2006-05-17 19:01
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