高校生、大学生の海外留学の減少に歯止めをかけ、国際化へと大きく転換するには、大学(入試を含めた)の在り方を根本的に改めなければならない。安倍晋三政権が日本経済再生の第3の矢とする「新たな成長戦略」のため、政府は「日本再興戦略‐Japan is Back」を閣議決定した(6月14日)。「世界で勝てるグローバル人材力の強化」を掲げ、今後10年間で世界大学ランキング100校の中で日本の大学10校以上を目指す。政府は2008年、海外からの留学生を2020年までに30万人を受け入れる計画を決定し、在日留学生は2012年に13万7756人に達した(日本学生支援機構調べ)。(つづく)