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2018-07-31 16:01
西欧の価値観を破壊する中国マネーについて
山崎 正晴
危機管理コンサルタント
中国は、その強大な経済力で、世界の多くの途上国や先進国に豊かさをもたらしているが、その一方で、「自由」「平等」「人権」「隣人愛」など、西欧文明の基礎となっている価値観を破壊しつつあるように見える。中国新疆自治区に暮らす推定人口1000万とされる少数民族ウイグル族が、漢民族との同化をめざす中国共産党...
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2018-07-27 13:24
中国の統制経済強化は「いつか来た道」
四方 立夫
エコノミスト
中国経済が益々統制色を強めている。中国政府はリーマンショック後の翌年4兆元(約56兆円)の財政出動を行ったが、これがその後の中国経済減速の元凶となった。すなわち、国有企業の負債の増大、過剰投資による過剰設備、民営企業の買収「国進民退」、並びに国有銀行の資産の悪化をももたらし、市場の力を減少させるこ...
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2018-07-25 12:00
日欧、リベラルな国際秩序を主導
鍋嶋 敬三
評論家
日本と欧州連合(EU)は7月17日、世界最大規模の経済連携協定(EPA)に署名した。世界の国内総生産(GDP)の約4割、貿易量の約3割を占める先進国経済による巨大な自由貿易圏が誕生する。アジア太平洋地域の環太平洋経済連携協定(TPP11)も3月に署名、メキシコ、日本に続きシンガポールも国内手続を完...
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2018-07-25 07:18
石破の仕掛けは“無理筋”だ
杉浦 正章
政治評論家
オリンピックの始祖クーベルタンではないが、元自民党幹事長石破茂も「参加することに意義がある」のか。9月7日告示、20日投開票予定の総裁選が岸田文雄の不出馬宣言で、自民党総裁・安倍晋三と石破の一騎打ちとなる。一騎打ちと言っても、国会議員票はもちろん地方議員票も大勢は安倍支持であり、石破が大逆転を起こ...
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2018-07-24 16:03
我が国の医療制度が抱える矛盾とは
中村 仁
元全国紙記者
横浜市の大口病院で起きた連続中毒死事件は、殺人容疑で逮捕した1人の看護師にすべてを押し付け、終わりにしてはならないと思います。2年前の事件発生当時、2か月で48人の患者が亡くなっているとの情報が飛び交いました。当然、不自然に思うべき院長は、何を感じ、何をしようとしたのか、その責任はどうなるのかです...
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2018-07-24 12:14
「平成30年7月豪雨」災害を受けて
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
去る7月5日から8日にかけて、西日本の広い範囲で50年に一度、いや未だかつて経験したことのないほどの豪雨が降り続き、200名を超える犠牲者と60名を超える行方不明者を出してしまった。また全国で6000名ほどが避難生活を強いられており、心からお悔やみとお見舞いを申し上げなければならない。自衛隊の災害...
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2018-07-20 17:45
我が国の災害報道はどうあるべきか
赤峰 和彦
自営業
大規模な自然災害や大事件が発生した場合、メディアはここぞとばかり取材陣を派遣し被害状況を報道しますが、その内容には首を傾げるものが多くあります。報道従事者の内面に、災害や事件で悲しむ人たちの姿が絵になる、という感情があるのではないでしょうか。メディアの最たる問題として、不満を抱える被災者を見つけ出...
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2018-07-19 13:30
死刑制度と国民投票について
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
平成7年は多くの日本人にとって、負のイメージにつながる年である。年明けてまもなく1月17日未明、阪神淡路大震災が発生し、6千人を超える犠牲者を出す大惨事となった。3月20日には、麻原彰晃率いるオウム真理教メンバーが犯罪捜査を食い止めるため、霞ヶ関を標的とした地下鉄サリン事件を引き起こした。天災と人...
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2018-07-19 13:26
財政が背負う三重苦を乗り切れるか
中村 仁
元全国紙記者
西日本の豪雨災害の総被害額は1兆円を上回るそうです。相次ぐ台風・豪雨災害に加え、何年かに一度の周期で震災が発生しています。さらに北朝鮮の非核化費用の分担、米国から要請されている国防予算の増額や非核化費用も待ち構えています。日本の財政はすでに先進国最悪といわれ、そこに新たな負担が覆いかぶさってきます...
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2018-07-18 06:33
“老人性血気”にはやる小沢と小泉
杉浦 正章
政治評論家
真夏と言えば怪談話だが、最近永田町の柳の影から夜な夜な「政権交代だぞ~」という幽霊が現れるようだ。あの懐かしい仕掛け人二人だ。一人は「変人」と呼ばれる元首相の小泉純一郎。他の一人はいまや「政権交代の権化」ともいえる自由党代表小沢一郎だ。この“小・小コンビ”は、全く波風が立たない政界に、これもとっく...
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2018-07-16 13:25
米ロ首脳会談と世界秩序の行方
河村 洋
外交評論家
米露両国の首脳会議では、大国間の競合をめぐる世界の戦略的な光景が特にヨーロッパと中東で変わるとも考えられる。ヘルシンキで7月16日に開催される太った男と筋肉男の首脳会談は、北朝鮮という特定の核の脅威についての交渉に過ぎなかったシンガポールでの太った男と太った男の首脳会談よりもはるかに重要である。さ...
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2018-07-13 10:43
はやぶさ2への期待
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
去る6月29日には観測史上はじめてという、6月中の梅雨明けが宣言された。雲一つない夜空に、満月がまるで作り物のようにぽっかり浮かんでいた。地球からの距離が約37万キロメートルにある月の、さらに1000倍近く離れた小惑星リュウグウに、探査機はやぶさ2が、3年半かけてようやく到達したとのニュースも飛び...
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2018-07-12 18:36
死刑制度をめぐる議論と憲法9条
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
先週末、オウム真理教の死刑囚たちの刑の執行が行われ、大きなニュースになった。1995年の地下鉄サリン事件当時、私は留学先のイギリスにいたが、欧州のメディアでも大きく取り上げられていたことは鮮明に覚えている。そのため欧州の人々も、今でもこの事件をよく覚えているだろう。そこでEU諸国は、死刑執行の報に...
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2018-07-11 12:30
貿易戦争には「利」をもって応えよ
四方 立夫
エコノミスト
遂に米中貿易戦争が勃発した。さらに、EU、カナダ等を巻き込んだ世界規模に発展する虞も無しとしない。「貿易戦争に勝者はいない」ことは、1930年フーバー米大統領が署名したスムート・ホーリ-法案による関税大幅引き上げが、前年の株価暴落を世界大恐慌にまで拡大させた一因であったことからも明らかである。しか...
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2018-07-10 05:20
安倍一強にないないづくしの候補ら
杉浦 正章
政治評論家
宮本武蔵の決闘伝説のようで、初めから勝負が分かっている果たし合いが行われようとしている。9月の自民党総裁選である。どこか首相・安倍晋三に隙がないかと鵜の目鷹の目で探してみるが、はっきり言って兎の毛で突くほどの隙もない。だからときの声を上げる元幹事長・石破茂や総務相・野田聖子も、横綱にふんどし担ぎが...
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2018-07-09 11:13
不確実性増大、トランプの陥穽
鍋嶋 敬三
評論家
D.トランプ米大統領が目指してきた北朝鮮の「完全で検証可能、不可逆的な非核化(CVID)」の実現という目標の短期達成は過去と同じように困難であるという現実が目の前に突き付けられている。M.ポンペイオ国務長官が7月6~7日、ピョンヤンで金英哲朝鮮労働党副委員長と会談した。6月12日の米朝首脳会談を受...
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2018-07-07 22:36
わが国の死刑制度について感じたこと
犀川 幸雄
学生
昨日、オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫ら7名の死刑が執行された。彼らが主導・実行して有罪判決を受けた13の事件のうち、1995年の地下鉄サリン事件は、20年以上を経た今日でも、日本史上最悪のテロ事件として記憶されている。今回の死刑執行については、海外メディアも日本のメディアの報道を引用する形で...
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2018-07-05 15:02
我々は沖縄戦と島守の塔の存在を忘れてはならない
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
6月23日は太平洋戦争最大の激戦地、沖縄戦が終結した日である。以来沖縄ではこの日を慰霊の日として、糸満市摩文仁の丘にある「平和の礎(いしじ)」を中心に哀しくも静かな祈りの日となっている。この戦いで、我が国の戦闘員約10万人、非戦闘員約9万人、米軍兵士約2万人の命が失われた。その礎にほど近い森の中に...
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2018-07-05 06:48
米に北の「非核化」に対する懐疑論
杉浦 正章
政治評論家
どうもおかしいと思っていたら、米大統領トランプと北朝鮮労働党委員長金正恩の米朝首脳会談での非核化合意は、危うい土台の上に築かれた砂上の楼閣であった可能性が強まっている。米国内で北朝鮮の非核化の意思を疑問視する報道が相次いでいるのだ。トランプも気まずいのか、国務長官ポンペオを5日北朝鮮に派遣する。こ...
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2018-07-04 20:22
トランプ大統領はなぜ国連人権理事会を離脱したか
赤峰 和彦
自営業
6月19日トランプ政権が国連人権理事会からの離脱を表明しました。昨年10月のユネスコ脱退表明に引き続いての国際枠組みからの離脱です。この背景には、トランプ大統領自身の国連のあり方そのものに関する疑念があるようです。トランプ大統領は国連人権理事会の主要なメンバー国に中国があることに不満を感じています...
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