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2017-12-05 15:56
(連載2)吉野作造から学ぶ「立憲主義」の今日的意義
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
吉野作造は、同時代の米国大統領ウッドロー・ウィルソンを、「曠生の英雄」と称した。そのウィルソンは、政治学者だった時期の著作で、「政治的自由とは、統治される者たちが、彼ら自身の必要性や利益に政府を適合させる権利」が尊重され、『安全や幸福』を確保するために立憲政治(constitutional gov...
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2017-12-05 05:07
制裁強化は「臨検と海上封鎖」しかあるまい
杉浦 正章
政治評論家
米国は北朝鮮に対して「経済制裁以上で武力行使未満」の行動を取ろうとしていると言われるが、その内容はどのようなケースが考えられるのだろうか。米国が9月に国連に提出した制裁決議案には、公海での臨検を主張する事項が盛り込まれていた。おそらくトランプの脳裏には「臨検」を伴う「海上封鎖」が去来しているのでは...
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2017-12-04 20:16
(連載1)吉野作造から学ぶ「立憲主義」の今日的意義
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
私は、先日、宮城県古川(吉野作造の生誕地)の吉野作造記念館において、「民本主義と立憲主義」という題名で講演をする機会をいただいた。吉野作造と言えば、1916年に『中央公論』に掲載された「憲政の本義を説いて其有終の美を濟すの途を論ず」における「民本主義」の主張が有名だ。今日の日本では、「アベ政治を許...
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2017-12-04 10:11
北朝鮮と日本の安全保障についての一考察
松井 啓
時事評論家、元大使
北朝鮮は11月29日未明、新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星15号」を発射し、国際社会を震撼させた。同ミサイルは日本の青森県西方の日本のEEZ(排他的経済水域)に落下したが、この新型は首都ワシントンを含む米本土全体を射程内に含み核弾道が搭載可能と観測されている。北朝鮮の攻撃目標はあくまで米国...
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2017-12-01 20:09
サンフランシスコ市の慰安婦像受け入れは中国世論戦の成果
四方 立夫
エコノミスト
サンフランシスコ市が慰安婦像の受け入れを決定した。中国系及び韓国系団体が中華街近くの民有地に像を設置し、その像のある民有地を市に寄贈することを市議会が全会一致で採択し、市長がその採択文書に署名したものである。将に中国の所謂「三戦」の中の「世論戦」の成果である。
中国は共産党大会以降、「日中...
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2017-11-30 06:41
朝鮮半島は冬から春にかけ激動の様相
杉浦 正章
政治評論家
ワシントンを射程に入れたと称する北朝鮮のICBMの実験は、断末魔の悪あがきかもしれない。その合い言葉は「厳しい北の冬」だ。首相・安倍晋三が29日の参院予選委で度々使ったこの言葉を分析すれば、国連制裁決議が効果を現すのは冬以降ということになる。どんな効果かと言えば「飢饉に近い食糧難」ではないかと思う...
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2017-11-29 20:12
(連載2)日本政治の理解には「親米」「反米」を尺度とせよ
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
現代日本に、反米の右翼政党がないのは、あまりにも戦前復古主義に見えるからだろう。戦前の日本では、最後の大政翼賛会の地点で、反米右翼で政治が一元化された。反米右翼で一元化されたから、泥沼の戦争に陥ったのだ。したがって左翼的な反米主義者が、右翼的な反米主義者と大同団結するのは、全く不思議なことではない...
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2017-11-28 17:16
(連載1)日本政治の理解には「親米」「反米」を尺度とせよ
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
ソウルである国際会議に出席した。平和構築・紛争予防をテーマに、国際機関や各国政府の職員が議論する会議(主催:韓国政府・ハマーショルド財団・国連平和構築支援事務所)に、セッションの座長役で、招いてもらった。セッションでは、アフガニスタン、スリランカなどについても話したが、東ティモール出身の「G7+」...
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2017-11-28 06:26
自民質問は議会制民主主義にプラス
杉浦 正章
政治評論家
例えば「四国にコドモトカゲが生息する」ということを証明するとしたら、四国でコドモトカゲを一匹捕まえて来ればよいが、「四国にコドモトカゲは存在しない」ということの証明は四国全県を探査しなくてはならない。事実上不可能なことを求めることを悪魔の証明という。この悪魔の証明を森友・加計問題に関して衆院予算委...
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2017-11-24 09:23
指導国家の戦略欠くトランプ外交
鍋嶋 敬三
評論家
ドナルド・トランプ米大統領が「歴史的」と自賛するアジア歴訪で示した「未来への美しいビジョン」を11月15日の演説で誇示した。歴訪には三つの「中核となる目標」があったと言う。それは(1)北朝鮮の核の脅威に対する世界の団結、(2)インド太平洋での米国の同盟と経済連携の強化、(3)公正で互恵的な貿易ーで...
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2017-11-23 17:52
杉浦正章氏の「米国による北へのテロ国家再指定で対中圧力」へのコメント
金井 進
無職
11月22日の本欄への杉浦正章氏の投稿「米国による北へのテロ国家再指定で対中圧力」を興味深く拝読した。筆者は、同氏の議論については、部分的に賛成だが、その一方で、賛成しかねる幾つかの論点もあった。コメントさせて頂くことで、議論の更なる検討を期待したい。
同氏は文末で「金正恩は暴発に出るか、...
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2017-11-22 06:52
米国による北へのテロ国家再指定で対中圧力
杉浦 正章
政治評論家
核・ミサイル実験の準備を続ける北朝鮮に対して米トランプ政権が最終的外交戦略の火蓋を切った。北がもっとも“痛み”を感ずる「テロ支援国家」再指定は、行き詰まり状況を打破するための切り札であり、包囲網の輪はひしひしと金正恩に向かって狭まりつつある。加えて中国に対して“行動”を迫るものでもある。北との取り...
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2017-11-21 11:09
(連載2)変容するユーラシア国際環境と日本の対応
渡邊 啓貴
東京外国語大学教授
ロシアとコーカサスおよび中央アジアとの関係においては、ユーラシア経済同盟(ロシア・ベラルーシ・カザフスタン・アルメニア・キルギス)と集団安全保障機構(+タジキスタン)の二つが中心的な地域機構です。ウズベキスタンやアゼルバイジャンはいずれにも加盟していませんがロシアとの親しい二国間関係を保っています...
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2017-11-21 07:14
岸田が「ポスト安倍」意識の代表質問
杉浦 正章
政治評論家
衆院代表質問の場でもあらばこそ、自民党政調会長岸田文雄が、「ポスト安倍」といういわば“私闘”に属する問題を取り上げた。いささかあきれたが、野党の“ふんどし担ぎ”のちまちました質問より面白かった。政権奪取に向けての政治信条も「正姿勢」と打ち出し、所属する派閥宏池会の元祖池田勇人の「低姿勢」から脱皮し...
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2017-11-20 19:36
(連載1)変容するユーラシア国際環境と日本の対応
渡邊 啓貴
東京外国語大学教授
ユーラシアの国際環境は、冷戦期、そしてポスト冷戦期を経て、現在、新たな段階へと変容しつつありますが、その本質を理解するには地政学的視点が不可欠です。今日、「地政学」という言葉は、政治的勢力圏競争という意味で使われることが多いですが、私としては、「各々の地域パワーから見たその地域中心の地図の読み方」...
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2017-11-19 01:21
愚かなる新聞の首相演説批判
杉浦 正章
政治評論家
一刀両断で首相・安倍晋三をグーの音も出なくする記事は一本もなかった。所信表明演説に関する全国紙全ての記事を詳細に分析したが、全紙が重箱の隅をつついて、まるで小姑の嫁いびりみたいな記事ばかりで、愚かであった。地に落ちた。最近の全国紙の記事はどの社を見ても“金太郎飴”記事ばかりだ。切っても切っても同じ...
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2017-11-18 14:29
日本国際フォーラム設立30周年記念シンポジウムを傍聴して
河村 洋
外交評論家
去る11月1日(水)に公益財団法人日本国際フォーラム主催の設立30周年記念シンポジウム「パワー・トランジション時代の日本の総合外交戦略」に参加させていただいた。同シンポジウムは、これまでのシンポジウムとは全く質の異なる議論が展開され、非常に驚かされた。それは日本人の論客が日本語を用いて、主に日本人...
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2017-11-17 18:44
今こそ保育現場からの悲鳴に耳を傾けよ
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
先の衆議院総選挙において、安倍総理は「全世代型社会保障」の充実を訴えて安定多数を確保し、第4次安倍内閣のスタートを切った。これまでの高齢者向け社会保障に加えて、若い世代への投資を重視する画期的な政策である。現下の超少子高齢化と人口減少に対抗して、我が国が将来とも活力を失わないための切り札とも言える...
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2017-11-15 20:37
日本は「積極的自由貿易主義」の旗手たれ
四方 立夫
エコノミスト
TPP11が日本の主導により大筋合意に達した。カナダ及びメキシコからは不協和音が聞こえるものの、米国が撤退したにも関わらず、日本が主導して合意に漕ぎつけたことは日本外交の大きな一歩である。更に、APECの場に於いてトランプ大統領が、安倍首相が2016年TICADに於いて提唱した「インド太平洋構想」...
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2017-11-15 06:38
安倍外交「対北包囲網」強化で結実
杉浦 正章
政治評論家
トランプ「商談大統領」の欠陥を首相・安倍晋三が補完して、北朝鮮に対する国際世論を盛り上げ、包囲網実現へとつなげたというのが一連の外交の舞台裏の実態だ。トランプは外交・国際政治に無知という弱点を露呈した。疲弊したのか、国内政局が気がかりなのかトランプは最重要会議である東アジアサミットを欠席して帰国、...
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