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2018-02-28 13:04
西側外交、無力感の憂鬱
鍋嶋 敬三
評論家
ドイツで2月中旬、開かれた2018ミュンヘン安全保障会議(MSC)は、世界の危機にどう対処するかが焦点であった。しかし、結果は欧州や米国を中心とする西側世界がロシアや中国からの攻勢に対して、リベラルな国際秩序を維持するための問題解決能力や意思を欠いていることへの無力感が支配したようである。欧州はキ...
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2018-02-27 06:14
金正恩は“国宝”核ミサイルを手放さない
杉浦 正章
政治評論家
韓国大統領文在寅の対北融和姿勢がもたらすものは、はっきり言って金正恩による“やらずぶったくり” に遭遇するだけだろう。国連の経済制裁が効き始めたのか金正恩は、苦し紛れに南北首脳会談という呼び水をまいて、9月の建国70周年に向けて、核・ミサイルの完成を喧伝、経済の悪化を回避したいのだ。まさに北の手の...
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2018-02-23 21:13
人権を政治利用してはならない
赤峰 和彦
自営業
障害者らへの強制不妊手術を認めた旧優生保護法(1948~96年)によって不妊手術を強制された女性が国に損害賠償を求める訴訟を起こしています。旧優生保護法は「優生上の見地から不良な子孫の出生防止」、すなわち障害の有無で人に優劣をつけ、生物学的に障害者の抹殺をはかったおぞましい法律です。表向きには、障...
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2018-02-23 09:09
韓国人に占有される対馬
肥後 小太郎
団体役員
毎年2月22日、島根県は、竹島問題についての国民世論の啓発を図るため「竹島の日」という式典を実施している。他方、韓国は竹島を韓国固有の領土だとして、実効支配を続けている。日本の四海には、経済的には価値の乏しい島々が数多くあるが、どの島でも、人口流出が加速し、無人島化が進んでいる。「地方創生」なる自...
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2018-02-22 05:39
平昌舞台に“脂粉外交”の攻防
杉浦 正章
政治評論家
平昌五輪を舞台にした外交で華々しい成果を上げたのは何と言っても金正恩の妹金与正だ。与正の肩書きは中央委員会第1副部長だが、事実上の金正恩の代理として訪韓し、9日から11日まで2泊3日で滞在、韓国との関係改善の突破口を明けた。一方で米国は大統領トランプの長女で補佐官イバンカを23日から3泊4日で派遣...
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2018-02-20 11:21
「鼻血作戦」は核放棄への選択肢
加藤 成一
元弁護士
2月14日付けe-論壇「百花斉放」の四方立夫氏の投稿「鼻血作戦の回避を」で、四方氏は「金正恩は有言実行の独裁者であり、すでに我が国を射程に入れた核ミサイルを保有している可能性が高い。米軍が北朝鮮を攻撃すれば、北朝鮮の反撃を招き、米軍基地を擁する我が国に甚大な被害が及ぶ恐れがある」などの理由で米軍の...
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2018-02-19 05:42
日本への核持ち込み論に現実味
杉浦 正章
政治評論家
かつて枢密院議長の平沼騏一郎は、「複雑怪奇」との声明を残して内閣総辞職をしたが、朝鮮半島をめぐる情勢はまさに「複雑怪奇」を地でゆく様相だ。北朝鮮は日米韓の結束分断にオリンピックを使い、韓国大統領文在寅は、金正恩の妹金与正に手玉に取られて日米から離反もしかねない様相だ。対北政策の経験がわずか1年と浅...
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2018-02-17 17:33
国際法を守る「護憲章派」の提唱
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
私はこれまで何度か憲法について本欄に書いてきたが、その内容は、至極、簡単なことである。国連憲章があり、日本国憲法がある。歴史的経緯からも、文言上の連動性からも、二つのつながりは明快だ、ということだ。ところが、そんなことを言うと、憲法学者の方などに、「ネトウヨ」だ、「三流蓑田胸喜」だ、「ホロコースト...
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2018-02-14 18:30
鼻血作戦の回避を
四方 立夫
エコノミスト
米国が北朝鮮に対する「鼻血作戦」を検討していることが度々報じられている。マティス国防長官は慎重なるもマクマスター補佐官は前向きとのことであるが、ピョンチャンオリンピックにおける北朝鮮の「融和作戦」に韓国がはまり、次々と制裁の「例外」を打ち出し「対話」を前面に掲げるようになるばかりか、4月に再開予定...
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2018-02-14 16:56
日本政治の難しさの根源
肥後 小太郎
団体役員
雪吹きまくる悪天候の中、テレビでは冬季オリンピックの日本人メダル獲得の願望を垂れ流す異常さに嫌悪してチャンネルを変えたら国会中継の映像が飛び込んできた。冬季オリンピック放送よりましだと思い久々に視聴してみた。
最近の政治舞台で演じるキャストの難しさの根源はどこにあるのか自己流の政治検証をし...
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2018-02-14 04:45
度し難い文在寅の対北融和姿勢
杉浦 正章
政治評論家
オリンピックを舞台に展開された日米韓首脳や北朝鮮代表らとの接触は、厳しい極東情勢を反映して微妙な展開を見せた。一つの流れは韓国と北朝鮮による一見融和に見える動きだ。これはとりもなおさず朝鮮労働党委員長金正恩が韓国大統領文在寅を日米と離反させる事に成功しつつあるかのように見える。金正恩は国連制裁決議...
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2018-02-13 13:55
「日米韓」立て直しが急務
鍋嶋 敬三
評論家
韓国・平昌(ピョンチャン)五輪の開幕3日間は、北朝鮮による「平和の祭典」攻勢の場と化した。南北首脳会談を提案した北朝鮮は2月12日「南北関係改善に意義ある契機」(労働新聞)とたたえた。金正恩朝鮮労働党委員長の特使として訪韓した妹の与正氏が文在寅大統領に委員長の親書を手渡して訪朝を要請した。舞い上が...
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2018-02-09 23:52
渡邊啓貴教授に対する御礼
河村 洋
外交評論家
渡邊啓貴東京外国語大学教授におかれて、先日(2018年1月27日付投稿)の本欄での拙質問にご回答いただき、誠にありがとうございます。アフガニスタンやサヘル諸国にようにテロリストの根拠地となっている失敗国家に対する先進諸国の介入支援については、ECOWASのような地域機関が受け皿になる必要があるとの...
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2018-02-08 06:51
日米、文の北朝鮮傾斜にクギ
杉浦 正章
政治評論家
北朝鮮の金正恩がオリンピックをまるで“茶番ピック”にしようとしているかのようである。スポーツの祭典であるオリンピックの精神をはき違えて、金正恩は、ちゃらちゃらした“美女軍団”なる楽隊や応援団を大量に送り込み、衆目を集めて国威を発揚しようとしている。これにはまって、朝から晩まで一挙手一投足を報道して...
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2018-02-07 06:28
核戦力見直しで「極東新冷戦時代」へ
杉浦 正章
政治評論家
「核なき世界」を掲げた前大統領オバマの方針は砂上の楼閣のごとく崩れた。もともとオバマ戦略はロシアと中国との合意なしに発表されたもので、脆弱性を秘めていた。逆に中露はオバマ戦略を“活用”して8年間にわたり核開発に精を出し、米国の裏をかいた。パワーゲームの現実を知らぬオバマのツケをトランプは払わされる...
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2018-02-06 10:11
(連載2)米国の新国家戦略とトランプ政権のTPP政策
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
今回の米国の2つの新戦略は、明らかにこのポストモダニズムから乖離するものだ。またトランプ氏のTPP発言は、まだ曖昧な要素が多いが、これまで彼が目玉としてきた自らの政策の基本を問い直すものと言える。冒頭において、過去30年間にわたり欧米や日本で流布した国際政治や安全保障の考え方を問い質すものと私が述...
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2018-02-06 07:03
名護市長選は「翁長王国」崩壊の前触れか
杉浦 正章
政治評論家
悔し紛れに沖縄県知事・翁長雄志が「オスプレーが100機飛び交って経済振興が出来るのか」と開き直ったが、時既に遅し。名護市民の選択は自公推薦の渡具知武豊であった。朝日を始め、琉球新報などの事前報道は渡具知の敗北感が濃厚であったが逆転だ。背景には沖縄有権者の“基地論争疲れ”があるような気がする。翁長の...
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2018-02-05 16:26
(連載1)米国の新国家戦略とトランプ政権のTPP政策
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
最近の米トランプ政権の発表あるいはトランプ大統領自身の発言で、オッと驚いたことが3つある。何れも、トランプ政策の基本部分の転換あるいは変質に関わるものだからだ。いやそれ以上に、過去30年間にわたり欧米世界や日本で流布した上滑りの国際政治や安全保障の考え方を見直し、それらの基本を問い質すものだからだ...
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2018-01-31 11:09
仮想通貨と犯罪についての一考察
山崎 正晴
危機管理コンサルタント
2017年12月26日の白昼、ウクライナの首都キエフの中心街で40歳のロシア人男性が、ライフルで武装し目出し帽をかぶった男達に襲われ、黒塗りのベンツで連れ去られた。これだけなら、最近ウクライナで多発する誘拐事件報道のひとつとして、大した注目も浴びずに人々の記憶から消えていっただろう。しかし、この事...
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2018-01-31 06:12
一転して険悪化した米中関係
杉浦 正章
政治評論家
筆者がかねてから指摘してきた極東冷戦の構図が、新年になっていよいよ鮮明になった。米中関係は11月のトランプ訪中による蜜月関係から一転して険悪とも言えるムードとなった。これを受けて米国防戦略も2008年以来の「テロとの戦い」から「中露との長期的な競争」へと大転換した。日米同盟は好むと好まざるとにかか...
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