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2017-09-28 20:38
北朝鮮による「アメリカの宣戦布告」論について
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
アメリカのトランプ大統領は、「北朝鮮を完全に破壊する」と国連総会で演説し、「(北朝鮮は)長くはないだろう」と述べた。これに対して北朝鮮の李容浩外相が、「彼(トランプ氏)は宣戦布告をした」、と主張した。宣戦布告、というのは、現代国際法では意味をなさない概念である。国連憲章2条4項が武力行使を一般的に...
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2017-09-28 07:05
虚飾の「小池劇場」を切る
杉浦 正章
政治評論家
小泉純一郎直伝の「小池劇場」の幕が上がった。焦点は小池の人気が都知事選、都議選なみに継続するかだが、紛れもなく小池は「都民ファースト」の公約を裏切って国政に走った。都民がいくら衆愚でも三度だまされるかということだ。少なくとも知事選で小池が290万票獲得したムードはない。ばかな民放トーク番組のコメン...
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2017-09-27 06:17
米紙「金体制孤立化のターニングポイント」
杉浦 正章
政治評論家
昔料亭で江戸の端唄を聞いた。「背戸のなぁ段畑(段々畑)で茄子と南瓜の喧嘩がござる」 と、人間のけんかを茶化したものだが、北朝鮮とトランプの「口撃合戦」はまさに佳境に達している。トランプが北朝鮮を「破壊する」、金正恩を「ロケットマン」と呼んで「小さなロケットマンの考えに共鳴するのなら彼らは長く続かな...
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2017-09-26 05:24
安倍、「国難突破解散」で賭け
杉浦 正章
政治評論家
佐藤栄作は「解散はするほど総理の力は高まる」とうそぶいたが、首相・安倍晋三も全く同じだろう。過去4回の国政選挙大勝の経験から選挙こそ政権維持・強化の要と考えているのだ。解散・総選挙の決断をこの時点で行った背景には北朝鮮問題が国民に投げかける安保上の危機感をくみ取るという強い意思が感じられる。まさに...
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2017-09-25 15:30
「日米韓」連携強化の条件
鍋嶋 敬三
評論家
国連総会を舞台にした日米韓首脳会談(9月21日)で、北朝鮮への圧力強化のため中国やロシアを含めた国際社会への働き掛けなど、連携を強めることで一致した。北へのさらなる圧力強化が必要との認識も共有、三カ国の安全保障・防衛協力を進めることも合意した。安倍晋三首相は国連総会演説で「必要なのは対話でなく、圧...
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2017-09-24 15:34
(連載2)「北朝鮮との協議」を難しくする4つのポイント
六辻 彰二
横浜市立大学講師
第2に、相互不信が根深いことも北朝鮮問題を協議で解決することを難しくしています。体制の存続とともに、少なくとも既にある核・ミサイルの保有を認めれば、北朝鮮政府に「これ以上核・ミサイルで威圧的な行動をとらない」、「核・ミサイル開発をこれ以上進めない」と約束させることは可能かもしれません。ただし、問題...
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2017-09-23 00:04
(連載1)「北朝鮮との協議」を難しくする4つのポイント
六辻 彰二
横浜市立大学講師
9月15日、北朝鮮が再びミサイル発射に踏み切りました。水爆実験を受けて、11日に国連安保理で天然ガス禁輸などを含む制裁が決議されたことに反発してのものとみられ、そのわずか3日後の出来事でした。今回のミサイル発射に対して、16日には日米の要請で安保理の緊急会合が再び開催され、北朝鮮に対する「強い非難...
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2017-09-23 00:04
(連載2)北朝鮮問題と駝鳥の平和論
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
さて日本の対応であるが、インターネット上での反応を見る限り、メルケル発言への支持が圧倒的に多い。ドイツの首相ではなく日本の首相があの発言をすべきだった、との見解も少なくない。北朝鮮の核開発や事実上それを容認する中国、ロシアの対応に対して最も危機感を抱くべきなのは我々日本人であろう。では、わが国の国...
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2017-09-22 13:48
(連載1)北朝鮮問題と駝鳥の平和論
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
北朝鮮のミサイル・核をめぐって、同国と米国の間でチキン・レース的なきわどい応酬がなされている。それに対するメルケル首相の批判は正しいのだろうか。また、日本国民はこの危機に、真剣に対応しているだろうか。北朝鮮は7月に2回、ミサイルの発射実験を行った。7月28日夜の発射の後、金正恩は、「米本土全域がわ...
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2017-09-21 06:16
動き出した「極東冷戦」長期化の構図
杉浦 正章
政治評論家
トランプの国連演説をどう読み解くかに世界中が躍起になっている。米国内でも大まかに言えば「軍事力行使も含めて北の体制変革を追求するもの」と「核保有国として北を封じ込めるもの」に二分されている。しかし筆者はこの二者択一ではなく、「核保有国としての北朝鮮を封じ込め、金正恩体制の崩壊を追及する」という形で...
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2017-09-18 04:51
対北抑止とアベノミクス総仕上げを問う:解散・総選挙
杉浦 正章
政治評論家
8月初めから筆者が予想していた通り、首相・安倍晋三が臨時国会冒頭解散に踏み切るようだ。まだ安倍の発言がないが、ほぼ間違いなく冒頭解散だろう。総選挙は来月22日になる可能性が高い。一部新聞は選挙のテーマがなく党利党略の解散のように主張しているが、そうではあるまい。日米同盟の堅持による対北朝鮮抑止力強...
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2017-09-15 11:25
北朝鮮問題に特効薬はない
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
小野寺防衛大臣が、北朝鮮は核保有国としての能力を持っている、と発言した。その一方で、日本としては北朝鮮の核保有を容認することはできない、という立場を明言した。率直な言い方であり、妥当だと思う。現状認識として、核開発がここまで進んでしまっては、北朝鮮に核廃棄をさせるのは困難である。巷では、軍事的圧力...
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2017-09-15 05:45
いつまで続くか「北辺の猿の尻笑い」
杉浦 正章
政治評論家
北朝鮮が世界をあざ笑っている。金正恩は「火星14号」を、日本列島を越えて発射する準備を着々と整えている。8月29日の列島越え以来の発射だ。自分の欠点に気がつかずに、他人をばかにして笑うことを「猿の尻笑い」というが、太った猿の尻笑いが、またまたテレビでお目にかかれるのは楽しみだ。尻笑いできるのは中国...
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2017-09-13 13:26
地球温暖化からの警鐘
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
アメリカ合衆国ではこの夏、過去最大級のハリケーン・ハービーがテキサス州東部に上陸した。その後停滞したこともあり、総雨量は1000ミリにも達し、63人が犠牲となる被害が出た。100年に一度の惨事とも言われている。
さらに今週末には、大西洋史上最強と言われるハリケーン・イルマがやってくると大騒ぎであ...
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2017-09-13 05:51
「北への石油」の陰に中露の極東戦略
杉浦 正章
政治評論家
国連の対北制裁決議を分析すればするほど、極東における“準冷戦”構図の厳しさに帰着する。「日米韓対中露」対峙の構図だ。その中心に位置する北朝鮮の“ばか大将”ならぬ“核大将”金正恩が両者の力関係を見据えるかのように核とミサイルの実験を繰り返す。そのたびに国連もむなしい決議を繰り返す。2006年10月9...
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2017-09-12 11:26
制御不能の核拡散の悪夢
鍋嶋 敬三
評論家
北朝鮮による第6回核実験を受けて国連安全保障理事会が12日朝(日本時間)、新たな制裁決議を全会一致で採択した。米国の原案にあった原油供給の全面禁止などは中国やロシアの強い反対で盛り込まれず、骨抜きになった。中露の拒否権を回避するための妥協の結果だが、北朝鮮にとって決定的な打撃にはほど遠い。原油の禁...
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2017-09-08 12:20
(連載2)チキンゲームの果ての「水爆」実験
六辻 彰二
横浜市立大学講師
ただし、その一方で、今回の水爆実験により、北朝鮮自身も「自分で自分の首を絞める」状況になっているといえます。第一に、国際的な孤立です。トランプ政権とのチキンゲームが激化するにつれ、特に伝統的な友好国である中ロとの関係は悪化。6月には中国最大のエネルギー系国有企業である中国石油集団(CNPC)が北朝...
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2017-09-08 06:32
“北朝鮮効果”で政局は安倍有利の展開
杉浦 正章
政治評論家
局面が一か月でがらりと変わった。北朝鮮効果だ。北朝鮮問題を国内政局から見れば、「森友と加計」の空虚な疑惑から首相・安倍晋三を解き放った。支持率は上昇基調をたどっており、逆に前原民進党は支持率低迷状態に「山尾不倫疑惑」 が追い打ちをかけ、踏んだり蹴ったりの状況だ。年内結成を目指すという小池新党も、髭...
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2017-09-07 22:16
(連載1)チキンゲームの果ての「水爆」実験
六辻 彰二
横浜市立大学講師
9月3日、北朝鮮は6回目の核実験を行い、「ICBM搭載可能な水爆の開発に完全に成功した」と発表。これに対して、日米韓は国連安保理で新たな制裁決議の採択に着手。軍事的な選択に関してトランプ大統領は「そのうち分かる」と含みをもたせています。北朝鮮の核・ミサイルによる挑発と、それに対する封じ込めの応酬に...
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2017-09-07 15:38
成人年齢引き下げにともなう今後の課題
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
今秋の臨時国会では、いよいよ民法改正案が提出される運びとなった。今回の改正は、主に成年年齢を満20歳から満18歳に引き下げることである。これに関連して、いくつかの法律でも年齢制限を見直すこととなる。大人の年齢を引き下げるきっかけは、平成19年に憲法改正国民投票法を制定する際、諸外国の例にならって投...
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