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2017-05-16 06:21
金正恩は抑制的な暴発だろう
杉浦 正章
政治評論家
偏執病・パラノイアとは不安や恐怖の影響を強く受けて、他人が常に自分を批判しているという妄想を抱く傾向を指すが、驚くことにこれにトランプと金正恩がかかっていると言う見方が出ている。事実だとすれば、極東情勢への影響が懸念される。先に偏執病と指摘されたのはトランプ。米国の35人の精神科医などが連名で2月...
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2017-05-12 10:19
(連載2)最悪の時に行われた日露首脳会談
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
北方4島での共同経済活動に関して、この5月に現地調査団が送られる。ロシア側は、共同経済活動は「あくまでロシアの法の下で」との態度を崩しておらず、日本側が言う「特別の制度」を認めていない。肝心のこの問題について、今回の首脳会談でも合意は出来ていない。ロシアの日本問題専門家の中には、「まず、共同経済開...
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2017-05-12 06:26
「トランプ政局」は「ニクソン政局』と酷似
杉浦 正章
政治評論家
ホワイトハウス記者団は若いから仕方がないが、気付くのが遅い。今頃になってウオーターゲート事件とそっくりだと騒ぎ始めたが、筆者が「『トランプ政局』は『ニクソン政局』と酷似」と指摘したのは2月1日だ。威張るわけだが「どんなもんだい」と言いたい。確かに我が青春時代に書きつづった懐かしい言葉が次々に登場し...
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2017-05-11 11:22
(連載1)最悪の時に行われた日露首脳会談
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
4月27日、28日のモスクワでの日露首脳会談は、シリア問題、北朝鮮問題などで欧米、特に米国とロシアの対立が最も先鋭化しているという最悪の時に行われた。しかも「首脳会談ありき」で、機が熟していないのに「格好をつける」ためにバタバタと無理な準備が行われた。欧米とロシアの関係が最悪の時の日露首脳会談は、...
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2017-05-11 06:57
安倍、改憲で民進分断も狙う
杉浦 正章
政治評論家
一見荒っぽいように見えるが、政界勢力地図をにらんだ緻密な仕掛けと言うしかない。首相・安倍晋三が大胆にも提唱した9条に切り込んだ「加憲」による憲法改正案である。マスコミは自民公明両党と日本維新の会との連携で改正に必要な3分の2を確保することを目指したものとしているが、加えて民進党分断も狙っていること...
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2017-05-10 06:05
日米韓による北包囲網は弱体化
杉浦 正章
政治評論家
自らの国を「地獄」と呼び、「恋愛」「結婚」「出産」「マイホーム」「人間関係」「夢」「就職」の7つを諦めざるを得ない「 ヘル朝鮮七放世代」の投票行動が、革新系文在寅の当選に大きく影響した。これらの青年層は反朴槿恵闘争の中心になった世代であり、朴を退陣に追い込んだ余勢をそのまま駆って、文を圧勝、政権交...
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2017-05-09 17:56
安倍総理の憲法改正発言について
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
5月3日の憲法記念日には、憲法施行70年という大きな節目を迎えた。改憲、護憲のそれぞれの立場から、例年の如く様々な集会が開かれたが、いつもと違っていたのは、ある団体が主催するイベントに安倍総理が改憲に踏み込んだビデオメッセージを寄せたことである。その内容は、まず第9条の改正を正面から捉えたことだ。...
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2017-05-09 05:47
度しがたい反日大統領誕生をどうする
杉浦 正章
政治評論家
韓国大統領選挙の投票が5月9日開始されたが、今日明日の二回にわたって韓国の大統領選を取り上げる。今日は日韓関係、明日は結果が極東情勢に及ぼす影響がテーマとなる。まず選挙公約から見る限り、日韓関係は「共に民主党」の文在寅、国民の党の安哲秀、自由韓国党(旧与党セヌリ党)の洪準杓のいずれが選出されても、...
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2017-05-08 10:56
尖閣防衛に海保の飛躍的増強が必要
鍋嶋 敬三
評論家
中国の「海警」による尖閣諸島領海侵入で東シナ海の波はますます高い。2012-16年の5年間に領海侵犯は延べ552隻、接続水域への侵入は3416隻を記録、2017年1-4月だけで領海に39隻、接続水域へ215隻が侵入した。2016年8月には200隻以上の漁船が押し寄せ、「海警」が1日で15隻も接続水...
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2017-04-30 06:55
米と北が“寸止め”の対決
杉浦 正章
政治評論家
北朝鮮による弾道ミサイル発射実験が4月16日に続いて29日も“失敗”した。“失敗”とチョンチョン括弧で表現したのは、技術的な原因による失敗の可能性が高いものの、意図的な失敗や米国のサイバー攻撃による失敗の可能生も残されるからだ。サイバー攻撃は先に書いたように輸出の途中でチップに加工すれば失敗させる...
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2017-04-27 07:56
求められる冷静な軍事的分析
加藤 成一
元弁護士
シリア攻撃に裏打ちされたトランプ米国大統領による先制攻撃をも辞さない旨の強硬発言に威迫されて、北朝鮮の日朝国交正常化担当大使は、「戦争になれば、日本が最大の被害を受けるだろう」などと、日本を「恫喝」した。これは、いわゆる「平和ボケ」した日本国民に恐怖心を煽り、日本政府をして米国政府に対し北朝鮮への...
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2017-04-26 06:49
日露首脳は「半島非核化」で合意せよ
杉浦 正章
政治評論家
金正恩が米空母艦隊の攻撃を恐れ、核実験もICBM実験もちゅうちょし始めたなかで、首相・安倍晋三は明日27日からロシア、イギリス訪問に出発する。17回目のプーチンとの会談では北方領土問題が主議題になるが、安倍は25日「少しでも前進させたい」と発言した。これは、既に合意した「4島での共同経済活動」を平...
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2017-04-25 15:37
北朝鮮の暴発を防げ
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
北朝鮮をめぐる環境がにわかに緊迫してきた。4月15日は「太陽節」という建国の父・金日成主席の105年目の生誕記念日、4月25日は「建軍節」という、かつて満州で金日成が抗日遊撃隊を組織した日で、いわゆる朝鮮人民軍の記念日である。北朝鮮はこれまでも国家的記念日に核実験やミサイル発射、言葉による攻撃など...
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2017-04-25 06:35
民共両党は、国際的「テロ戦争」に目を向けよ
杉浦 正章
政治評論家
「草」とは、忍者で敵地に住み込み、敵地の住民と同化して、2代、3代に渡って破壊テロのチャンスを狙う者を指す。その北朝鮮の「草」が、いざ朝鮮動乱ともなれば、新幹線や原発を狙って大がかりなテロを行いかねない時である。ところが民進、共産両党は、これを未然に防止するテロ等準備罪法案の国会審議で、法相ごとき...
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2017-04-24 11:36
日米関係、「安泰」は早計
鍋嶋 敬三
評論家
日米関係は「米国第一主義」を掲げ、安全保障と経済の取引(deal)を行動原理とするトランプ米政権の発足で新たな段階を迎えた。安倍晋三首相とドナルド・トランプ大統領との間の親密ぶりを印象付けた首脳会談(2月10日)に続く麻生太郎副総理兼財務相とマイク・ペンス副大統領との日米経済対話(4月18日)で具...
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2017-04-21 06:03
米、北へのサイバー攻撃実施の可能生
杉浦 正章
政治評論家
サイバー攻撃などは宇宙戦艦ヤマトの専売特許かと思っていたが、なかなかどうして米軍では実戦に配備されているかのようだ。とりわけ4月16日の湿った花火のような北朝鮮のミサイル発射実験失敗は怪しい。発射後数秒で爆発している。ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙によるとやはりサイバー攻撃の可能性が高いようだ...
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2017-04-20 07:56
(連載2)北朝鮮はどこに向かうか:その「瀬戸際外交」
六辻 彰二
横浜市立大学講師
同様のことは、シリアについてもいえます。今回のシリア攻撃は、国際法を逸脱した米軍の行動という意味では、2003年のイラク侵攻と同じです。しかし、この時はフセイン政権の打倒(体制の転換)のための「実際の戦闘」を目的にしたものでした。それに対して、シリアの場合、米軍の攻撃目的はあくまで化学兵器使用に対...
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2017-04-19 12:32
(連載1)北朝鮮はどこに向かうか:その「瀬戸際外交」
六辻 彰二
横浜市立大学講師
4月8日、米国政府は原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海へ派遣すると発表。その前日7日、米軍は突如シリアに59発の巡航ミサイルを撃ち込み、シリア軍の軍事施設を破壊していました。9日に出演したTV番組で、ティラーソン国務長官は「他国への脅威となるなら対抗措置をとる」と強調。「アサド政権が化学兵器...
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2017-04-19 06:40
日米会談、謎の35分は霧の中
杉浦 正章
政治評論家
安倍・ペンス会談を一言で形容すれば、中国の北朝鮮への働きかけを当分見守るというところにあるのだろう。従って米国が当面軍事行動に出ることはまずあり得ない。会談からは、軍事行動が迫っているような雰囲気は感じ取れなかった。しかし、禁止用語を避ければ「クレージーマンに刃物」を持たせたような金正恩が、突如核...
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2017-04-18 06:25
米中結託で北朝鮮説得に動く
杉浦 正章
政治評論家
まるで北朝鮮をめぐって米中結託の様相である。トランプは「習近平主席を気に入った。尊敬する。素晴らしい人だ。どうなるかを見ていよう。努力をしてくれると思う」と臆面もなく秋波を送った。脅したうえで、なだめすかすトランプ流の「手口」が垣間見える。これに対して中国は「対話による平和的解決」(外務省報道官)...
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