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2017-10-23 11:50
自民圧勝後の外交・安保戦略
鍋嶋 敬三
評論家
10月22日の衆院総選挙で自民党が圧勝、安倍晋三首相率いる自公連立政権の政治基盤は盤石になった。今後の安倍政権の外交・安全保障政策の課題は(1)抑止力を高める、(2)アジアを固める、(3)多国間協調体制を推進すること、である。北朝鮮の核・ミサイル脅威に対して首相は11月5日のトランプ米大統領の訪日...
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2017-10-23 05:47
勝ったからこそ「平衡の感覚」が不可欠
杉浦 正章
政治評論家
86年に衆参同日選で大勝したとき中曽根康弘は、「自民党は左にウイングを伸ばした」と発言したが、安倍自民党による5回にわたる国政選挙の大勝は自民党が農村型政党から完全に脱皮し、都市型政党としてのポジションを確立したことを意味する。都市化の波は農村部対都市労働者対峙の構図を崩壊させ、自民党の左ウイング...
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2017-10-20 06:26
北の“貢献”で自民の選挙戦が有利に
杉浦 正章
政治評論家
隠れて見えない「影」から衆院選で自民党を応援してくれる国がある。どんどん応援しても外国だから公職選挙法違反にならない。貧乏国だから資金援助はないが、トップや幹部の発言が全て票に結びつく。与党にとってこんなありがたい国はないのが北朝鮮だ。最近一番利いたのが外相李容浩が、「金正恩委員長が声明で言及した...
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2017-10-19 18:33
中国政治を理解するための視点
加藤 隆則
汕頭大学長江新聞與伝播学院教授
日中がともに政治の季節を迎えている。5年前、2012年のちょうど今頃、北京で特派員をしていたことを思い出す。日中はともに政権の交代期を迎え、混迷を極めていた。そのスキを突くように起きたのが、民主党・野田政権による尖閣諸島国有化をきっかけとした日中対立の激化だ。中国・胡錦濤政権の激しい対日批判と、そ...
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2017-10-19 06:33
“進次郎節”が安倍顔負けの“とどめの一撃”
杉浦 正章
政治評論家
今更ながらびっくりしたのは今をときめく小泉進次郎の18日の演説だ。あまりに名演説なので録画を書き取った。少し長くなるが紹介する。小泉は沖縄県南風原町で、「自民党が優勢に戦いを進めているという報道もあるが、仮にそうだとしても、それは、野党が分裂して、お互い食い合っているだけであって、私たち自民党が皆...
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2017-10-18 15:53
憲法改正についての一考察
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
私は、現行憲法が軍隊を持つことを禁止していない、と考えている。と同時に、3項追加改憲案に賛成である。その理由は、憲法解釈が定まらない不利益が大きいので、解釈を確定させるための措置をとることが、適切だと思うからである。日本人は、過去数十年にわたって、憲法9条に信じられない規模の労力を注ぎ込んできた。...
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2017-10-16 06:03
アンダードッグ効果が懸念材料
杉浦 正章
政治評論家
総選挙も佳境に入ると“敗者復活”を目指して与太情報が乱れ飛び、各党幹部もあの手この手の“秘術”を尽くして舌戦を展開するから面白い。与太情報の最たるものはなんと民放番組から飛び出した。フジテレビの報道2001で去る7月に「安倍政権の支持率が下がったことで、全国の悪いやつらが喜んでいる」と発言した解説...
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2017-10-13 17:40
(連載2)北朝鮮の「国連追放」は可能か
六辻 彰二
横浜市立大学講師
それでは、北朝鮮に関して米国が提案している「除名」はどうでしょうか。「権利停止」があくまで「加盟国としての立場そのものの維持」を前提とするのに対して、「除名」は文字通り「国連加盟国としての資格を剥奪する」、よりシンプルにいえば「国連から追い出す」ことを意味します。そのため、「除名」は「権利停止」よ...
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2017-10-12 17:52
(連載1)北朝鮮の「国連追放」は可能か
六辻 彰二
横浜市立大学講師
9月18日、米上院外交委員会のガードナー議員は、中国など20ヵ国に対して、北朝鮮との国交を断絶するとともに、北朝鮮を国連から追放するために協力することを要求しました。水爆実験やICBM打ち上げを続ける北朝鮮に圧力を強める手段として、「北朝鮮の国連追放」の必要性を強調しました。9月3日の水爆実験以降...
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2017-10-12 03:04
自民優勢で安倍長期政権が視野に
杉浦 正章
政治評論家
総選挙序盤の形勢は自民党が小選挙区、比例区の双方で優勢な選挙を展開しており、233議席の単独過半数を大きく上回りそうな情勢だ。このまま推移すれば公明党とともに、首相・安倍晋三の政権維持が可能となる。安倍の長期政権が視野に入ったとも言える。絶対安定多数の261議席も可能な情勢で、公示前勢力の284に...
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2017-10-10 11:04
北の核保有を受け入れられるか
鍋嶋 敬三
評論家
朝鮮半島「核戦争」のシナリオがある。朝鮮戦争勃発(1950年6月)の4ヶ月後、北朝鮮を支援するため中国人民義勇軍が参戦、米韓両軍を中心とする国連軍は退却を重ねた。マッカーサー最高司令官は中国軍に対し原爆5発の投下を命じ、中国軍は15万人の死者を出して進撃が止まった。中国から原爆使用の強い圧力を受け...
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2017-10-10 02:52
総選挙「小池失速」を軸に展開
杉浦 正章
政治評論家
どうしてこう予想が当たるかといえば「頭がいいからだ」などというと、うぬぼれになるから、「動物勘が鋭いのだ」と言っておこう。筆者が小池新党について「早くも失速感」と報じたのは3日だ。9日になって読売がやっと追いつき「希望失速」。産経も「期待値に陰り」だそうだ。これくらいの政局は55年もやっているとす...
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2017-10-07 06:33
「瓦版狂老人」の日々
杉浦 正章
政治評論家
毎日知人に送る「今朝のニュース解説」は時事通信を退職後開始して10年余りとなる。メールと同時に掲載しているブログ「永田町幹竹割り」の総閲覧数累計が1000万を突破した。これにメール送信分や日本国際フォーラムの掲示板への転載分を加えると総閲覧数は10倍の1億近いのではないかと思われる。ソネットのニュ...
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2017-10-06 00:11
(連載2)中央アジア、中東、EU問題から国家の意味を問う
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
では、そもそも国家というものの存在が、あるいは不自然な国境の画定などが、多くの犠牲者を生む戦争や紛争の原因なのだろうか。ある興味深い研究がある。ハーバード大学のスティーブン・ピンカー教授の『人類の暴力史』(青土社)で、古代の狩猟採集社会、その後の部族社会から近代国家中心の現代までの世界史における戦...
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2017-10-05 21:45
我が国における「リベラル」とは何なのか
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
希望の党の小池百合子党首が、民進党の「リベラル」勢力を「排除する」と述べたとされることが、話題を呼んでいる。しかしよく見てみると、小池党首は、「リベラルを排除する」と発言したわけではなく、民進党の立候補予定者を全員公認するわけではなく選別したい、と述べようだ。また、「憲法・安全保障観の一致が大事だ...
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2017-10-05 17:22
(連載1)中央アジア、中東、EU問題から国家の意味を問う
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員
今、中東ではクルド人問題が注目されている。第1次世界大戦の後、もともと今日のような国民国家や国境が存在しなかったアラブ、イスラム地域(主としてオスマントルコ領)に、列強が勢力圏を決め、人為的に国家を作り、国境を設けたのが原因だ。そのため、現在でも約3000万人のクルド民族は、イラク、イラン、トルコ...
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2017-10-03 06:03
小池新党に早くも失速感
杉浦 正章
政治評論家
政界関ヶ原の朝霧が晴れようとしている。両陣営の姿が見え始めた。自公連合軍は徳川軍のように一糸乱れもない布陣だ。ところが野党軍は豊臣方がそうであったように、思惑が割れて動揺を隠しきれないざわめきがある。勝負は開戦前から着きつつあるかのように見える。淀君小池百合子は大阪城にこもって、出馬は100%ない...
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2017-09-30 00:07
(連載2)イギリスのポスト・ブレグジット世界戦略と日本
河村 洋
外交評論家
日本の要求の核心は金融機関がイギリスに留まれるようなビジネス環境を維持せよということである。それは日本が単一パスポートを強く要求した重要な理由である。また、日本はイギリスに高度な知識と技能を持つ労働者の入国の自由を維持し、ヨーロッパでの自国の銀行業界の利益を保証しようとした。その文書が公表されてか...
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2017-09-29 15:29
(連載1)イギリスのポスト・ブレグジット世界戦略と日本
河村 洋
外交評論家
ブレグジットによってイギリスはアメリカやその他の主要国との関係を強化する以外に選択肢がなくなっている。そうした国々の内で、日本はイギリスとの経済および安全保障のパートナーとして最も安定して有望な相手国である。日英両国はいくつかの重要な点で共通の立場にある。両国ともトランプ外交の不安定性と国際社会に...
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2017-09-29 05:30
「誠実・愚直」Vs「生き残りファースト」の戦い
杉浦 正章
政治評論家
難破船「民進丸」から次々に人々が飛び込み、陸地を目指して泳いでいる。目指すは南海の孤島だがそこに希望はあるか。待ち構えているのは飢えと絶望と人食い人種ではないのか。生き残れるのは何人か。「生き残りをかけた決断」と代表前原誠司呼びかけた。政治家は切羽詰まると名演説をするが、前原は議員総会で「もう一度...
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