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2016-09-13 05:52
米韓に対北軍事強硬論が台頭
杉浦 正章
政治評論家
金正恩はもう戻れないルビコンを渡った。5回目の核実験が意味するものは、核弾頭搭載ミサイル製造のめどが立ったことである。レッドラインを超えたのだ。今後1年以内に実戦配備となる可能性が高い。従って、焦点はもう無意味な国連制裁にはない。米韓が軍事行動に出て核配備を食い止めるかどうかにある。米国内では「サ...
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2016-09-12 19:42
(連載1)米国の影響力低下と日本の対応
四方 立夫
エコノミスト
今回のG20サミット並びに一連のASEAN会合は終始中国のペースで行われ、米国の影響力低下を印象付けるものとなった。中でも仲裁裁判の勝者であるフィリピンが南シナ海問題で終始消極的な姿勢を見せ、ドゥテルテ大統領とオバマ大統領の首脳会談のキャンセル、並びにドゥテルテ大統領の米国とASEANとの会議の欠...
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2016-09-09 06:25
安倍がドゥテルテ対策で米の失策をフォロー
杉浦 正章
政治評論家
取材記者らは専ら、中国の領有権を否定した常設仲裁裁判所の判決が東アジア首脳会議(EAS)の共同声明に具体的に文字として盛り込まれるかどうか、が焦点のように報じ続けたが、大局を見ていない。浅薄すぎる。とりわけ朝日は9月9日「南シナ海仲裁判決焦点にならず閉幕」と相変わらずの中国が大喜びしそうな報道ぶり...
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2016-09-08 17:30
今後激しさを増す日露の北方領土交渉
飯島 一孝
ジャーナリスト
安倍晋三首相とプーチン大統領の9月2日の首脳会談で、プーチン大統領の12月訪日が正式に決まり、北方領土をめぐる本格交渉がいよいよ開始されることになった。大統領は今後の交渉について「(領土の)交換でも売買でもない。日露双方が損をしたと思わないような解決策を探ることが肝心だ」と述べているが、ロシア紙は...
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2016-09-08 06:38
もはや専守防衛だけでは対応できない北のミサイル危機
杉浦 正章
政治評論家
空しく響くばかりだ。またも国連の北朝鮮非難声明である。非難声明を出す度に無力な国連の姿をさらけ出している。一方で日本攻撃用弾道ミサイル・ノドン3発を同時発射させた金正恩は、醜い高笑いを繰り返している。最貧国指導者の危険な火遊びと、狂気の高笑いである。ロシアが止めても、中国が止めるふりをしても、全く...
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2016-09-07 06:52
プーチンが北方領土で国内世論誘導を始めた
杉浦 正章
政治評論家
ウラジオストクでの安倍とプーチンの2人だけの会談で一体何が話し合われたのかが焦点だが、こればかりは最高機密で漏洩がない。しかしテレビに出る学者や評論家は、やれ「ブレークスルーだ」やれ「突破口だ」と早くもやんやの喝采をしている。中身を知らないままである。9月2日の首脳会談の時間は3時間10分であった...
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2016-09-06 05:59
日中“緊張緩和”は「砂上の楼閣」
杉浦 正章
政治評論家
あのブロードウエーも顔負けの、けばけばしい「白鳥の湖」はどうだ。習近平はまるで悪趣味の田舎芝居の座頭(ざがしら)の様であった。G20の場を真摯な国際外交の場から、政治ショーの場へと変質させ、国内向けのプロパガンダを張ったが、13億の中国国民の目を奪っても、世界のメディアからはそっぽを向かれた。逆に...
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2016-09-05 19:00
今こそ「二百十日」の教えを生かせ
船田 元
衆議院議員(自由民主党)
今年前半は台風の発生数が珍しくゼロだったが、7月に入ると一転して、台風ラッシュとなった。自然が帳尻を合わせているのかも知れないが、人間世界にとっては極めて迷惑な話である。8月には台風9号、11号、10号が相次いで関東、東北、北海道に上陸するという異常事態、特に10号は岩手と北海道に大きな被害をもた...
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2016-09-02 13:54
「リオ・オリンピック」から見えてきた小池都知事
赤峰 和彦
自営業
少し前の話ですが、リオのオリンピックが閉幕し、五輪旗が小池百合子都知事に引き継がれました。閉会式のセレモニーでは、小池氏と東京の存在が世界中に大きくクローズアップされました。オリンピック閉会式は世界中のメディアが報道したため、小池知事は瞬時に国際的に認知されました。国際的知名度は小池氏のスケールと...
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2016-09-01 05:28
安倍は毅然として東・南シナ海問題を提起せよ
杉浦 正章
政治評論家
最近あっけにとられた発言は、9月4日からの中国・杭州におけるG20首脳会議に関して中国外相・王毅が「客はホストの意向に沿ってその務めを果たせ」と発言したことである。首相・安倍晋三に対して大昔の朝貢外交のように「皇帝・習近平にひざまずけ」と言っているのだ。しかし、他国はともかく日本はそう簡単ではあり...
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2016-08-31 05:12
稲田は民主政権の時限爆弾に近寄るな
杉浦 正章
政治評論家
親しい自衛隊元幹部が筆者に「我が国防衛のための戦死ならともかく、地の果てのアフリカまで行って戦死では隊員は浮かばれませんよ」と漏らした。いま自衛隊が防衛相・稲田朋美の命令により駆けつけ警護と宿営地の共同警護などを前提にした新任務の訓練を始めている。内戦状態になっている南スーダンで新任務を遂行すれば...
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2016-08-30 05:50
自民は国益の大局から「安倍3選」を目指せ
杉浦 正章
政治評論家
失礼にも自民党幹部が飲み会で「今のところ太っちょと痩せぎすと青二才と女が反対している」と漏らし、爆笑を買った。総裁任期の延長問題である。察するところ太っちょは石破茂、痩せぎすは外相・岸田文男、青二才は小泉進次郞、女は野田聖子の皆様のことらしい。筆者はちゃんと「様」付けした。なぜ反対するかの理由を考...
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2016-08-26 10:40
(連載2)核兵器の「先制不使用宣言」について
角田 勝彦
団体役員、元大使
8月15日付ワシントンポスト紙は、安倍首相が米太平洋軍のハリー・ハリス司令官に対し、オバマ政権が検討している核兵器の先制不使用宣言について「北朝鮮などに対する抑止力が弱体化し、紛争の危険が増大する」として、反対の意向を直接伝えたと報じた。これに関し記者団の質問を受けた安倍首相は、8月20日リオ・オ...
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2016-08-25 10:56
(連載1)核兵器の「先制不使用宣言」について
角田 勝彦
団体役員、元大使
平和の祭典リオ・オリンピックが終わったばかりの8月24日朝、北朝鮮は日本海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した。8月22日から実施されている定例の米韓合同軍事演習への反発らしく、米韓軍が国境を侵犯したら、核ミサイルの先制攻撃を行うと警告している。.抑止力のつもりだろう。米オバマ大統領が検...
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2016-08-25 00:07
不透明化するこれからの国際政治
小沢 一彦
桜美林大学教授
アメリカの大統領選、英国のEU脱退、BRICSの経済低迷、世界的経済需要の減退、中国の拡張主義など、様々な国際的な諸問題が我々の眼前に控えている。そこで、国際政治を客観的に分析する枠組みとして、「政治のダイヤモンド」を提案したい。それらは(1)存在条件、(2)利害関係、(3)行動能力、(4)イデオ...
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2016-08-24 13:33
8月クーデターから四半世紀を経て感じたこと
飯島 一孝
ジャーナリスト
1991年8月に旧ソ連で起きた、保守派によるクーデター未遂事件から25年が経過したと新聞報道で知り、当時モスクワでこの事件を取材したことを昨日のように思い出した。ソ連軍との衝突で反クーデター派の市民3人が犠牲になった8月21日、当時の参加者らが追悼集会を開いたが、その集会はテレビで放映されなかった...
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2016-08-22 13:38
テロを生み出したのは大国の軍事援助
赤峰 和彦
自営業
大統領候補のトランプ氏は、先日の米共和党大会で「アメリカはロシアとの関係を改善し、協力してテロ組織ダーイシュ(IS)を倒すべきだ」と述べました。しかし、この被害者の立場に立った発言は、正直納得できるものではありません。なぜなら、テロ組織はそもそもアメリカとロシアの国家エゴによって生み出されたものだ...
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2016-08-22 11:08
日本の存在感強めるアフリカ開発会議
鍋嶋 敬三
評論家
日本が1993年以来、主導してきた第6回アフリカ開発会議(TICADⅥ)の首脳級会合が8月27-28日、アフリカのケニアで開かれ、安倍晋三首相はじめ経済界からも多数が参加する。5年毎に日本で開催してきたが、アフリカの著しい経済成長を受けて3年毎に短縮、初めてアフリカでの開催になった。中国の急激な進...
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2016-08-19 12:09
変革への意思が問われる民進党
赤峰 和彦
自営業
終戦の日の政党談話で民進党は「これからも日本が憲法の根幹である平和主義を基軸とした外交・安全保障政策を展開する」「安倍政権が目指しているのは、集団的自衛権を制約なく行使し、普通に海外で武力行使できる国」と語っています。
民進党は日本を取り巻く危機の現実を直視できていません。アメリカはトラン...
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2016-08-18 10:52
ロシアの世論調査から見えてきた北方領土問題の行く末
飯島 一孝
ジャーナリスト
安倍政権はロシアとの北方領土交渉に期待を寄せているが、最新のロシア世論調査で領土返還反対派が若干減ってきていることが分かった。その一方で、日露平和条約を締結し、日本との経済協力を推進するべきとの意見が徐々に増えていることも浮かび上がってきた。ロシアの中立系世論調査機関「レバダ・センター」が8月5日...
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