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2024-03-19 16:18
二つの本を読んで考えたこと
荒木 和博
拓殖大学海外事情研究所教授
先日2冊の本を読みました。1冊は朝日新聞元ソウル特派員の鈴木拓也さんの著書『当事者たちの証言で追う北朝鮮・拉致問題の深層』(朝日新聞社)。もう一つはジャスティン・ウィリアムソン著『イーグルクロー作戦』(鳥影社)。後者の訳者は予備役ブルーリボンの会の会員で元二等陸佐の影本賢治さんです。2冊は全く関係...
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2024-03-13 20:57
「連合王国」の行方・北アイルランドに初の「統一派」首相が誕生
舛添 要一
国際政治学者
イギリスを構成する北アイルランドの首相に、初めてアイルランドとの統合を掲げる政党の幹部が就任した。イギリスは王制であり、正式名称は「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)」である。イギリ...
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2024-03-08 16:01
日本の少子化は世界の注目となっていても何もしないのか?
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
日本の少子化が進み、出生数の現象が全く止まらない状態である。そもそも今の若者は結婚をするということもあまり選択肢にないようであるし、子供を育てるということもあまり考えていない。それどころか、子供は煩わしいと考えているようなところがある。実際に経済的に子供を育てたいと思えなかったり、または日本の制度...
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2024-03-05 11:33
日本のGDP第4位に
船田 元
衆議院議員
昨年の各国のGDP(国内総生産)の数字が先日発表されたが、日本はアメリカ、中国、ドイツに続いて第4位に下がった。2010年には中国に抜かれ、昨年遂にドイツに抜かれた形である。足元の円安の影響もあるが、日本国民にとっても私にとっても、かなりのショックを受けざるを得なかった。
日本の世界...
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2024-02-29 13:10
右翼ポピュリズムが国家安全保障を蝕む悪影響
河村 洋
外交評論家
右翼はしばしば、自分達の方が愛国的情熱と国防への尽力では国内政治上の反対勢力を上回っていると喧伝している。しかし彼らの独善的な統治によって国家も国民も危険にさらされる恐れが高まる。昨年10月にハマスがイスラエルに侵攻してガザ地区との国境付近のキブツ住民や音楽祭参加者への暴行虐殺におよんだ際に、『サ...
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2024-02-29 01:37
ロシアのウクライナ侵攻から2年・何もできなかった西側諸国
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
2022年の2月24日に、ロシアがウクライナに侵攻した。それから2年が経過する。実際に、戦っているウクライナやロシアにしてみれば、「戦争が始まった記念日」などというものは全くないはずだ。ウクライナなどは「攻め込まれた」ということで記念も何もない。そのことから「2年の節目」などと報道している日本の「...
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2024-02-26 16:24
民主主義を捨てたロシア
船田 元
衆議院議員
2月18日にロシア当局から残念なニュースが届いた。長年プーチン大統領をはじめとするロシア政府に対して、反対運動をリードしてきたナワリヌイ氏が死亡したということだ。北極圏にある極寒の施設に収容されていたと聞くが、散歩中に倒れて急死したという説明だ。心からのご冥福を祈りたい。
しかしこれ...
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2024-02-25 16:32
世界平和の架け橋 日本が適任
冨田 巖
団体役員
ウクライナ戦争で二年間で一万人の生命が奪われた。平和な美しい国ウクライナが今はビル、家屋の破壊痕の焼け野原の光景に変貌した。我が国も二発の原爆で広島、長崎が吹き飛んだ。もちろん都市も焼き尽くされた苦い経験を持つ国家。
よく外交で戦争を回避すべきと聞くが、この外交力は気候のように自然任せ...
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2024-02-23 14:39
拡大するBRICS
舛添 要一
国際政治学者
新興のBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が世界の注目を集めている。20カ国から成るG20は1999年に始まったが、これは、G7にロシア、そして当時新興国と呼ばれたアルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、サウジアラビア、南アフリカ、ト...
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2024-02-22 12:56
国連に巣食うテロ組織UNRWA
赤峰 和彦
自営業
日本人にとって「国連」という名称を関するだけで、まるで正義の使者のように感ずる向きも多いのですが、実際、国連は第二次世界大戦の戦勝国が自分の利益を優先するための独善的な機関にしかすぎません。そんな国連ですが、設立早々からとんでもない下部組織をつくっていました。それがUNRWAです。第2次世界大戦終...
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2024-02-20 12:51
中東での影響力を失いつつあるアメリカ
古村 治彦
愛知大学国際問題研究所客員研究員
イスラエルとハマスとの紛争、その後のイスラエルによるガザ地区への過酷な攻撃が今も継続中だ。イスラエルによるガザ地区への苛烈な攻撃に対しては、体調虐殺(ジェノサイド)だという批判の声が上がっている。アメリカは、一貫してイスラエル支持の姿勢を崩していないが(もちろん崩せないが)、ガザ地区の状況について...
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2024-02-19 12:45
春節に爆買いできない今の中国の景気
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
2月10日は中国の春節である。中国と中国文化の影響を持っている国々において「チャイニーズ・ニューイヤー」となっている。日本の場合は明治6年に太陽暦を採用しているので、その時以来西洋と同じ暦で新年になっているのであるが、いまだにそのようになってなく、日本でいうところの旧暦、つまり、太陰暦を使っている...
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2024-02-19 12:42
日本の民主主義的議論に求められていること—レプリコンワクチン—
畑 武志
大学名誉教授
われわれが生きるこの日本の民主主義を持続発展させるためには、選挙の制度、議論の方法等さまざまな点での改良が必要であろうが、ここでは、先ず緊急の問題として、議論と決断を急ぐべきことについて考える。東北有志医師の会、高知有志医師の会が後援して製作された「mRNAワクチンという人類の脅威」、オンラインシ...
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2024-02-17 12:37
ヨジョンは日本に亡命したいのか?
荒木 和博
拓殖大学海外事情研究所教授
2月15日の朝鮮中央通信は金正恩の妹金与正(キムヨジョン)が衆議院予算委員会での岸田総理の「日朝関係の現状に照らし、大胆に現状を変えなければならない必要性を強く感じる」という発言について「岸田首相の今回の発言が、過去の束縛から大胆に脱して朝日関係を前進させようとする真意から発したものであるなら、肯...
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2024-02-02 23:30
欧州連合(EU)主導でフーシの攻撃停止へ
佐々木 卓也
会社員
反イスラエルの軍事勢力にイエメンのフーシ派、ガザ地区のハマス、レバノンのヒズボラが挙げられる。その中でイエメンは、1990年5月22日に、北イエメンと南イエメンが合併し現在のイエメン共和国が成立した。またアラビア半島諸国において同国のみが、共和制をとる立憲国家である。既に連邦制が正式に採択され、連...
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2024-01-23 17:45
羽田航空機衝突事故について
船田 元
衆議院議員
正月1日の能登半島地震の被災地に救援物資を届ける、海上保安庁のロンバルディア・プロペラ機(のち海保機と記す)が、翌2日夕方、羽田空港C滑走路に着陸した新千歳発の日本航空機(のち日航機と記す)に追突され、両機とも激しく炎上した。幸い日航機の379名の乗客乗員は全員、炎上する機体から奇跡的に脱出した。...
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2024-01-22 17:42
ヒズボラ、フーシ派の背後にイラン
舛添 要一
国際政治学者
ハマスやそれを支援するシーア派武装組織ヒズボラやフーシ派の背後には、イランがいる。イランは、中東に展開する米軍の施設を攻撃し、米軍も反撃している。なぜ、イランはアメリカと対立するのか。第二次世界大戦後、レザー・ハーンの息子のパフレヴィー2世が、独裁者として「白色革命」と呼ばれる近代化と親米政策を断...
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2024-01-19 11:51
2024年アメリカ大統領選挙のスタート
古村 治彦
愛知大学国際問題研究所客員研究員
2024年アメリカ大統領選挙がスタートした。前半は、民主、共和両党の大統領選挙候補者を決める予備選挙(primary)が始まった。アイオワ州での党員集会(caucus)が実施された。気温がマイナス20度(摂氏)まで下がる厳しい天候の中で、10万人以上が参加し、ドナルド・トランプ前大統領が圧勝した。...
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2024-01-19 11:44
台湾総統選挙に関する率直な感想
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
1月13日に台湾の総統選挙が行われた。その結果民進党の頼清徳氏が当選を果たした。現在の民進党蔡英文氏の後任で民進党が3期連続で総統を輩出するということになる。今回の総統選挙の争点は「中華人民共和国との併合」ということになる。併合をすれば、経済的には中華人民共和国との連携を行うことができ、そのことに...
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2024-01-17 00:12
民主主義を問う米国の大統領選挙2024
村上 裕康
ITコンサルタント
2024年11月の米国大統領選挙まで1年を切った。予備選挙は1月15日のアイオワ州の共和党党員集会を皮切りに1月23日のニューハンプシャー州予備選挙と続く。一方、民主党は2月3日のサウスカロライナ州の予備選挙から始まる。3月5日のスーパーチューズデイで予備選挙のヤマ場を迎える。全米50州の予備選挙...
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