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2020-09-15 11:40
(連載2)現実主義者・スコウクロフト氏の調整手腕と信念
笹島 雅彦
跡見学園女子大学教授
湾岸危機・湾岸戦争(1990~91年)においては、クウェートを侵略したイラクに対して「封じ込め策」を取らず、多国籍軍を編成し、武力でクウェートを奪還する軍事力行使の道を整えた。戦争に勝利し、バグダッドへの進軍を途中で止め、冷戦後の新しい世界秩序形成を訴える政権の方針を準備した。当時の国家安全保障会...
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2020-09-15 11:06
菅外交、戦略的ビジョンの明示を
鍋嶋 敬三
評論家
菅義偉内閣官房長官が9月14日、自民党総裁選挙で投票数の70%を超える支持で圧勝し総裁に選出された。16日召集の臨時国会で第99代内閣総理大臣に指名される。安倍晋三首相が持病の再発で突然の辞任表明をしてからわずか19日後の後継内閣発足で、政治の空白が避けられたことは幸いだ。菅氏は総裁選への政策発表...
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2020-09-14 15:32
(連載1)現実主義者・スコウクロフト氏の調整手腕と信念
笹島 雅彦
跡見学園女子大学教授
超大国・米国の外交・安全保障政策を切り盛りする政権スタッフの中で、最も難しい立場に置かれるのは、国家安全保障担当大統領補佐官(以下、補佐官)だ。国務長官、国防長官らの間に立って、ホワイトハウスの政策調整を行い、黒子役として大統領に的確な政策選択肢を提示する。言うは易く、現実には力の強すぎる補佐官が...
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2020-09-12 22:13
「オープン化」思考に反する中国IT政策
伊藤 洋
山梨大学名誉教授
トランプ大統領は、中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する動画共有アプリ「TikTok」のアメリカ人利用者の個人情報が中国政府に流れているのではないかという疑念から、ティックトックの米国事業を禁止か、または米国企業に売却するかの圧力をかけている。トランプ大統領一流の「難癖」、「強請り」の類...
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2020-09-10 10:25
(連載2)ロシア改憲「領土割譲禁止条項」をめぐる袴田茂樹氏の見解に思う
加藤 成一
元弁護士
なぜなら、日露両国政府は、2018年の安倍・プーチン会談において、平和条約の締結後、歯舞群島と色丹島を日本に引き渡す旨を規定した1956年の「日ソ共同宣言」を基礎として平和条約交渉を加速することに合意しているからである。この合意に至った背景には、日露両首脳の交渉の結果、北方四島における日露経済協力...
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2020-09-09 22:42
(連載1)ロシア改憲「領土割譲禁止条項」をめぐる袴田茂樹氏の見解に思う
加藤 成一
元弁護士
ロシアでは7月4日「領土割譲禁止条項」を明記した改正憲法が公布された。それに伴い、領土の割譲に向けた行為を違法とし、最大10年の禁固刑が科されることになった。これは北方領土の返還を悲願とする日本にとって衝撃である。
ロシアが今回、憲法に領土の割譲禁止を掲げた理由は、ロシアが併合したク...
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2020-09-08 19:43
対日勝利経験に惑わされた米国の75年
古村 治彦
愛知大学国際問題研究所客員研究員
日本では、「戦前」と「戦後」の区別がはっきりとしている。太平洋戦争における敗北がその分岐点だ。日本は敗戦を受け入れ、アメリカ軍を中心とした連合諸国の占領(ほぼアメリカ軍だが)を経験した。1945年の敗戦からは日本にとっては「戦後」だ。一方、「アメリカではそのような区別はない、なぜならばそれ以降も幾...
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2020-09-06 11:45
「オハイオ州を制する者が米大統領に」のジンクス
山田 禎介
国際問題ジャーナリスト
米大統領選で共和党、民主党の支持率がきっ抗し、選挙の度に勝利者が変動(スイング)するのが「スイングステート」。全米これらの激戦州でも、民主党バイデン氏はミシガン、ペンシルべニア、ウィスコンシンの各州でリードしているが、いずれも共和党トランプ氏が2016年に、得票率の差わずか1ポイント未満で獲得した...
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2020-09-04 15:17
(連載2)チェコ代表団の台湾訪問が意味すること
山田 禎介
国際問題ジャーナリスト
大西洋をはさむ米国と欧州間でも、東欧チェコはさらに欧州内陸で遠く、疎遠に見えそうだが、歴史的には石炭鉱山地帯のチェコ・ボヘミアから多くの技術系移民が大西洋を渡り、アパラチア山脈を中心に米国石炭産業界の基礎を築いた。トランプ大統領のチェコ出身の元妻イバナさん、その娘でもあるイバンカ大統領補佐官の存在...
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2020-09-03 20:40
(連載1)チェコ代表団の台湾訪問が意味すること
山田 禎介
国際問題ジャーナリスト
トランプ政権が仲介した、米欧と中東世界では画期的なイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)との国交正常化への動きで、トランプ大統領の娘婿でユダヤ系のジャレッド・クシュナー大統領上級顧問が大きな役割を果たしていたのは、イスラエルの代表団がクシュナー上級顧問らとともに8月31日、イスラエルを出発し、UA...
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2020-09-02 15:42
(連載2)新憲法の「領土割譲禁止」条項に北方領土問題は該当するか
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員/青学・新潟県立大学名誉教授
作業グループとの会議は相当長時間だったが、会議の冒頭でプーチン氏の方からこの言葉を述べていることが、彼がこの条文をどれだけ重視しているかを示している。そして、彼は領土割譲禁止条項と関連して、国後島の記念碑建立に言及しており、そのことがこの禁止条項に北方領土が該当することを明示している。また、国後島...
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2020-09-01 21:00
(連載1)新憲法の「領土割譲禁止」条項に北方領土問題は該当するか
袴田 茂樹
日本国際フォーラム評議員/青学・新潟県立大学名誉教授
7月1日のロシアにおける全国投票で、改憲草案が「賛成多数で国民の承認」を受け、7月4日から発効した。わが国で問題となったのは「領土割譲禁止」条項である。そして、新法規では、この条項に反する行動をした場合、最長で禁固十年の刑法処罰の対象となる、と伝えられている。領土割譲禁止と同時に、プーチン大統領の...
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2020-08-31 14:59
安倍総理の辞意表明によせて
荒木 和博
特定失踪者問題調査会代表
平成30年(2018)5月9日、ワシントンのアンドルーズ空軍基地に到着した特別機にトランプ米大統領が乗り込みました。搭乗していたのはその2年前に北朝鮮でスパイとして逮捕、抑留され、解放されたドンチョル・キム氏らでした。大統領はキム氏に「あなたは米国の英雄だ」「海外にいる国民の保護より優先順位が高い...
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2020-08-27 15:22
(連載2)中国の体制変革に踏み込んだポンぺオ米国務長官演説
笹島 雅彦
跡見学園女子大学教授
ポンぺオ氏は、中国対抗策として、国連、北大西洋条約機構(NATO)、主要国首脳会議(G7)などの結束を訴える一方、新たな有志連合や民主主義国家同盟の構想にも言及した。それでありながら、多国間協調をないがしろにし、ドイツからの在独米軍の削減や在韓米軍の削減、駐留米軍費用分担の拡大を訴えて、同盟諸国と...
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2020-08-27 14:38
コロナ禍の世界におけるSDGsと日本の課題
廣野 良吉
日本国際フォーラム評議員/成蹊大学名誉教授
さる4月9日に、私は「新型コロナウイルス禍における緊急経済対策」との政策提言を出しました。その2日前に発令された緊急事態宣言を受けて、日本政府が取るべき政策を示したわけですが、国内外のあらゆる状況の変化に対応するための市場経済の諸原則に即した政策を具体的に提示しました。
それから4ヶ...
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2020-08-26 11:59
(連載1)中国の体制変革に踏み込んだポンぺオ米国務長官演説
笹島 雅彦
跡見学園女子大学教授
米大統領選挙を直前に控え、トランプ政権内で、マイク・ポンぺオ国務長官を中心とするグループが中国共産党のイデオロギー面に踏み込み、体制変革を目指す強烈な対中批判を繰り返している。しかし、どうすれば中国共産党の一党支配を打倒できるのか、現実的な計画は何ら示されておらず、かえって不測の事態を招き、米中に...
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2020-08-25 11:45
(連載2)ベラルーシ情勢から比エドゥサ革命を想起する
葛飾 西山
元教員・フリーライター
ルカシェンコ氏が軍を出動させると、事態のイニシアティブは大統領ではなく軍に移るかもしれない。ただかつてのフィリピンのように軍がチハノフスカヤ氏の側に付けば事態は案外早く収束するかもしれない。しかし軍が独自に治安維持の動きを見せると、ロシアの動向を含めて先が全く読めなくなるだろう。事態が混乱すれば「...
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2020-08-24 19:54
(連載1)ベラルーシ情勢から比エドゥサ革命を想起する
葛飾 西山
元教員・フリーライター
いま、旧ソ連のベラルーシで「ヨーロッパ最後の独裁者」と目されるルカシェンコ大統領の当選・就任の正当性を巡り、民衆のデモが高まりつつある。治安当局は帯銃での警備に乗り出し、さらに軍の出動の可能性も取りざたされる状況である。筆者はアジア史を専門としており、東欧情勢には疎いため、この問題に立ち入って議論...
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2020-08-24 10:29
安倍首相連続在職1位の課題
鍋嶋 敬三
評論家
安倍晋三首相の連続在職日数が8月24日に2799日に達し、大叔父の佐藤栄作の記録(1964-72)を抜いて歴代1位になった。2012年12月26日の第二次安倍内閣組閣以来7年8ヶ月である。佐藤は日韓基本条約締結や沖縄返還を実現、ノーベル平和賞をも受賞した。政権後半に佐藤が「総理をやっていると、それ...
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2020-08-22 23:07
金正恩氏に権限の委譲などできない
荒木 和博
特定失踪者問題調査会代表
韓国の有力紙『朝鮮日報』の日本語版は、20日のネット記事で次のように報じています。「韓国の保守系最大野党『未来統合党』所属で韓国国会情報委員会の野党側幹事を務める河泰慶(ハ・テギョン)議員は20日午後、国会で開かれた情報委の会議の直後、会見を行って『金正恩の動向について委任統治という言葉が出てきた...
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